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高齢者の約半数が新型コロナ禍で「死」を考えた 財産分与など“生前整理”への意識も高まる

著者:Hint-Pot編集部

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高齢者は重症化のリスクが高い新型コロナウイルス感染症。半数近くが「死」を意識したという(写真はイメージ)【写真:写真AC】
高齢者は重症化のリスクが高い新型コロナウイルス感染症。半数近くが「死」を意識したという(写真はイメージ)【写真:写真AC】

緊急事態宣言解除後も過半数が家族や友人との交流を自粛

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言は全国で解除されましたが、各地ではまだまだ第2波、第3波の発生が懸念されています。特に、高齢者や基礎疾患のある方では重症化するリスクが高いことも報告されているため、高齢の方は感染対策に敏感になっているのではないでしょうか。株式会社Good Serviceでは、全国の60歳以上の男女を対象に「新型コロナウイルスと心の変化」に関する調査を実施。約45%が新型コロナの流行で「死を考えた」と答えた他、貴重品の整理や財産分与など、万が一の事態に備えて“生前整理”を考えている方も増えているようです。

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 調査は6月1日にインターネットで1179人に実施されました。緊急事態宣言の発令中はどのようなことに気を付けていましたか?」との問いに、「不要不急の外出を控える(54.4%)」と回答した方が最も多く、「3密(密閉・密集・密接)を避ける(27.1%)」、「体がなまらないように適度に運動する(8.7%)」、「免疫力が低下しないようにバランスの良い食事(6.8%)」、「電話などでコミュニケーションをとる(1.5%)」と続きました。

「緊急事態宣言発令中に家族と連絡を取っていましたか?」との質問には、「一緒に暮らしているので常に取っていた(58.8%)」、「メールやLINEなどで連絡を取っていた(19.1%)」、「定期的に電話やテレビ電話で連絡を取っていた(8.1%)」、「あまり取っていなかった(7.5%)」、「全く取っていなかった(4.7%)」と続いています。「あまり取っていない」と「全く取っていなかった」を合わせると12.2%になります。

 では、緊急事態宣言解除後はどうなのでしょうか。「現在は家族と会ったり、友人と交流したりしていますか?」との質問に「早く会いたいが、感染が怖いため自粛している(50.6%)」と回答した方が最も多く、「3密を避けながら頻繁に会っている(24.0%)」、「感染が怖いため数回しか会っていない(19.3%)」と続きました。感染リスクを考量して自粛している方が多いようです。

「迷惑をかけたくない」 「死」を身近に感じて考えたこととは

 次に、新型コロナウイルス感染拡大についてどのように感じているのでしょうか? 「“怖い”と感じたことは何ですか?(複数回答可)」との問いに「感染したら周りに迷惑をかけてしまう(68.0%)」が最多で「高齢者の重症化率が高い(59.8%)」、「高齢者の致死率が高い(55.2%)」と続いています。
 
 具体的には「罹患した場合、症状が急激に悪化するケースがある」(60代女性)、「同じくらいの年齢の芸能人が何人か重症化し死んでいること」(60代男性)、「有名人も関係なく誰にも看取られず骨となって帰宅すること」(60代男性)、「持病持ちのためコロナがうつるのがとても怖かった」(60代男性)といった声が上がっています。

 それでは「死」についても考えたのでしょうか。結果は45.4%が「考えた」と答えています。「誰かに『死』について考えていたことを相談しましたか」との質問には「誰にも相談できなかった(49.4%)」が最多で、「パートナー(35.2%)」、「子ども(7.5%)」、「友人(6.0%)」、「医師(1.9%)」と続きました。

「死」を身近に感じた高齢者は、自分が亡くなることについてどのように思っているのでしょうか。「自分が亡くなってしまうことについて、身内に対してどんな気持ちがありますか?」との質問に、最も多い回答は「迷惑をかけたくない(66.5%)」で、「貴重品の整理をしておかないといけない(13.1%)」、「契約などの整理をしておかないといけない(11.7%)」、「財産分与について話し合わないといけない(4.5%)」の順になっています。さらに「新型コロナウイルスの流行で”生前整理”を意識するようになりましたか?」との問いには41.6%が「はい」と回答しています。

 新型コロナに感染した場合は、感染予防のため誰とも面会できず、重症化してもそのまま会えずに亡くなる状況が多いとされています。そのため「万が一のために…」と死後の対応について考える高齢者が増えているようです

(Hint-Pot編集部)