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エリザベス女王 1952年に即位して初めての“不在” 心から愛する英国の6月のビッグイベントとは
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王室主催の競馬レース「ロイヤルアスコット」は1711年に始まった
ロックダウンが緩和され、今月から英国で再開された競馬だが、もちろん無観客で開催されている。1711年に始まった王室主催の競馬レース「ロイヤルアスコット」も現在、無観客で実施。1952年に即位してから毎回欠かさずアスコット競馬場を訪れていたエリザベス女王も“自主隔離”中のウィンザー城での“リモート観戦”を余儀なくされているという。先日、乗馬を楽しむ姿が公開されて話題になったほど、94歳の女王は自他ともに認める馬好きとして有名だ。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、英王室が主催する伝統と格式の競馬レース「ロイヤルアスコット」は現地時間16日に開幕したが、史上初めて無観客で実施されている。1952年に即位した後、現場での観戦を欠かさず続けていたエリザベス女王も、現在滞在中のウィンザー城で“リモート観戦”しているという。
女王は自他ともに認める馬好き。もしも英国君主にならなかったら「調教師になりたかった」というほど、競馬や乗馬を愛しているという。
若かりし頃は種馬を探しに米国を訪れたこともあるといい、夫のフィリップ殿下が「(女王を)招待したい? 馬か犬がいれば彼女はどこにでも行く」と発言したとして知られている。
6月の英国の風物詩でもある「ロイヤルアスコット」。通常なら英王室のドレスコードに沿った正装姿の紳士淑女約30万人が競馬場に足を運び、華やかな雰囲気に包まれる。しかし、今年は新型コロナウイルスのパンデミックにより、無観客開催。最もがっかりしているのが主催者のエリザベス女王であることは間違いない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)