インタビュー

【私の家族】「純烈」白川裕二郎 15年間一緒の元保護猫が“下積み時代”を支えてくれた 「癒されてきたおかげで紅白に」

著者:中野 裕子

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「純烈」白川裕二郎さん
「純烈」白川裕二郎さん

 スーパー銭湯を中心に活動し、中高年女性に高い人気を獲得した4人組アイドル「純烈」。2018年、2019年と2年連続でNHK紅白歌合戦に出場し、国民的人気グループに成長した。その「純烈」でリードボーカルを務めるのが白川裕二郎さん(43)。プライベートでは猫を2匹飼っている。“戦隊ヒーローもの”出身で身長185センチ、ハンサム、と惚れ惚れするルックスの白川さんが愛猫をかわいがる姿は女子の胸をキュンキュンさせるが、動物好きになったのは「寂しかったから」と意外な生い立ちが関係しているという。“あげまん”な猫たちとの暮らしを語った。

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純烈結成前の2005年冬、コートの中に潜り込んできた「みかん」

 今、飼っているのは、今年15歳になるメスの「みかん」と、まだ1歳に満たないメスの「みたらし」の2匹。めちゃめちゃ仲が悪くて、顔を合わすとお互いに「シャー!!」「ウー!!」って威嚇し合うんですよ。みかんは人間の年齢にしたら、もう76歳。目も悪くなっていないし、走り回って遊んでいるんですけど、もうおばあちゃん。あまりストレスを与えたらかわいそうだから、なるべく2匹が顔を合わせないようにしています。

 みかんを飼い始めたのは、2005年の冬。まだ「純烈」結成前で、俳優の仕事で忙しくしていた頃です。疲れて家に帰っても誰もいないのが寂しくて、その寂しさを紛らわしたくて「猫を飼いたい」と思ったんです。インターネットの“里親募集”のサイトでみかんを見つけて、北千住まで会いに行きました。

 保護猫の里親になる時って、最初の1か月ぐらいは“お試し期間”。ちゃんと飼っているか、里親と猫の相性がいいか、とかを試されるんですけど、僕とみかんの相性は最初からバッチリ。見た瞬間「この子はうちの子になる子だ!」って思いました。北千住から引き取って帰ってくる電車の中で、ケージがあるのに入らず、僕のコートの中に潜り込んできました。僕のコートの中が暖かかったんでしょうねぇ。みかんはまだ生後数か月だったから小さくて……愛おしくなりました。

まだ子猫の「みたらし」の粗相は「かわいいから許しちゃう」

 30歳の時に俳優をやめて「純烈」を始めて、42歳で念願の紅白出場を果たしましたけど、決して楽な道のりではありませんでした。それをみかんはずっと、そばで見守っていてくれたんですよね。無邪気な顔を見てるだけでイライラが消えたり、仕事で失敗して落ち込むことも多々あって、思い詰めているとそばに来ておしりを近付けてゴロゴロ甘えてきたり。何かあったのかなって感じ取ってくれるのかな。猫はしゃべらないけれど、優しさを感じる。そうやって癒されてきたおかげで紅白に出られて、みかんは僕にとって“あげまん”な猫なんです(笑)。

 みたらしは白、茶、黒の3色なので“みたらし”と名付けたんですけど、もともと野良猫。親猫の野良猫が去年、うちに来るようになって、去年6月と今年3月に赤ちゃんを2匹ずつ産んで、そのうちの1匹がみたらしです。まだ粗相をするので夜はケージに入れるんですけど、毎朝、外に出してやると、尻尾をピーンと立てて小刻みにブルブル……って振るんですよ。すごくご機嫌のサインだそうです。それから、お腹出してゴロゴロ言って……むっちゃかわいい(笑)。

 まだ、日中もトイレがうまくできないんですよね。トイレに入って“うんこ”をするのに、“うんこ”はトイレの外に落としちゃうっていう(笑)。それで「あれ、ない」って探したり、“エア砂かけ”したり。大切な厚いラグに粗相をするので「ふざけんなよ~」って思うんですけど、かわいいから許しちゃう。肉球がきれいなピンクでね。つい、肉球のにおいを嗅いじゃいます(笑)。みたらしは「やめて」って感じで、前足で僕の顔を突き放そうとするんですけどやめられない。