どうぶつ
「うちの子も見て!」 肘をつく元保護ねこの姿に愛猫を重ねる人が続出 貫録たっぷりの表情がかわいすぎる!
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人間のようなポーズをする「ちくわ」くん 先住ねこ「こんぶ」くんと仲良し
一説によると、ねこは人間を“大きなねこ”と認識しているといいます。そのためかは分かりませんが、飼いねこがリラックス状態の時、人間のようなポーズをしていることがありますよね。ソファの背もたれに肘をつき、こちらを見つめる1匹のねこが話題になっています。飼い主の北の若旦那@変タイガー乗り(@T_REX_RED_Tiger)さんに話を聞きました。
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肘をつき、熱いまなざしをこちらに向けているねこの名前は「ちくわ」くん。推定生後10か月の男の子です。先住ねこ「こんぶ」くんに被毛の色から連想した食べ物の名前を付けたため、ちくわくんも毛色からおでんのちくわを思い浮かべ命名したそう。
「まあ、ここ座って話そうや」と、飼い主さんが写真にコメントを添えるほど貫録たっぷりな様子のちくわくんですが、まだまだ甘えん坊で、遊び盛りのやんちゃ坊主です。
ちくわくんが肘をついたソファは、2匹とも大のお気に入りの場所のようで、よくよく見てみると背もたれからは無数の糸が。「おかげさまで高級爪とぎになっちゃいました。でも、壁などで爪をとぐことがないのでありがたいです」と飼い主さん。
それに、ソファの背クッションも寝心地が抜群なのか、2匹はよくそこでくつろいでいるそう。頻繁に寝転がっているため、今ではすっかりてっぺんがぺちゃんこになってしまったといいますが、それでも「2匹の大好きな場所なのでそのまま使わせてあげています」と飼い主さんは愛情たっぷり。
ソファに座るちくわくんの様子は瞬く間に大反響となり、「うちの子も見て!」と肘をついた愛猫の写真がたくさん寄せられました。投稿から2日目の時点で、28万件以上の“いいね”が集まっています。
ガリガリに痩せ、猫風邪をひいてさまよっていたところを保護
今は元気いっぱいに、こうしてリラックスした表情を見せてくれるちくわくんですが、実は壮絶な生い立ちが。元野良ねこだったちくわくんは、昨年7月末に飼い主さんご夫婦によって保護されました。
奥さんが散歩中、遠くにゴミが落ちていると思って近付いてみたところ、そこには小さくてガリガリに痩せた子ねこがいたそうです。それがちくわくんでした。目ヤニもひどく、猫風邪もひいている状態。
それでも、奥さんがしゃがんで近付くとすり寄って来たそう。しかし、立ち上がろうとすると、股の間にちょこんと座り、まるで「行かないでよ~」とせがんでいるようだったといいます。
置いていくこともできずに困った奥さんは、夫である飼い主さんに電話で相談。2人で付近に飼い主や親ねこなどがいないのを確認した上で自宅に連れ帰り、翌日、急いで動物病院へ。そして治療や、改めて迷いねこではないことなどを確認し、家族として迎えることに決めました。
実は、先住ねこのこんぶくんも里親として引き取ったねこ。飼い主さんは「保護ねこも家族として幸せに暮らしている」と伝えていくことで、多くの人に保護ねこを取り巻く環境や現実を知ってほしいと語ります。
(Hint-Pot編集部)