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メーガン妃とヘンリー王子が“始動”へ 米有力エージェントと契約 1回のスピーチで約1億3700万円荒稼ぎも
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事務所はオバマ、クリントン両夫妻やテニスのウィリアムズ姉妹らを顧客に抱える
メーガン妃とヘンリー王子がついに“始動”する。経済的自立を唱えて“王室引退”し、米ロサンゼルスで暮らす夫妻が、講演活動を専門とする有力エージェントと契約したことが明らかになった。バラク・オバマ米前大統領夫妻やテニスのウィリアムズ姉妹らを抱える超有力事務所で、1回の講演で100万ポンド(約1億3700万円)の報酬が見込めるという。夫妻は英王室を離脱後、カナダ・バンクーバー島に一時滞在した後、3月下旬にロサンゼルスへ移住。大物俳優が所有する、約1800万ドル(約19億3000万円)の資産価値があるとされる超豪邸を住まいとする一方で、新型コロナによるロックダウンの影響を受けてきた。エージェントとの契約を契機に、いよいよ経済活動を本格化させそうだ。
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英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、メーガン妃とヘンリー王子が契約したのは、ニューヨークを基盤とする超有力事務所「ザ・ハリー・ウォーカー・エージェンシー」。同事務所のホームページによると、同事務所のホームページによると、米大統領だったオバマ、クリントン両夫妻や、テニス界の大物ウィリアムズ姉妹、メジャーリーグのスーパースターだったアレックス・ロドリゲス氏らを顧客として抱えている。講演業界に絶大な力を誇る事務所に所属した2人のギャラは、1回のスピーチで100万ポンド(約1億3700万円)も夢ではないという。
PR専門家のマーク・ボルコウスキー氏は「なぜ引退後すぐにでも契約しなかったのか」と語り、公爵夫妻にとって米国での講演ビジネスは「自然で安全に大金が稼げる道。精進すればビリオネア(日本円で1000億円以上の大富豪)も夢ではない」と太鼓判を押した。
しかしその一方で、英王室は2人の講演活動に「神経質になるだろう」と語る。
「2人が講演で何かを語る度にメディア上で“見出し”になることでしょう。ただし、2人が何を話すのか、それをコントロールすることはできません。その結果、メーガン(妃)とハリー(ヘンリー王子の愛称)が(王室にとって)好ましくない発言をしたとしても、王室には何の手立てもありません」
「サン」紙もボルコウスキー氏に呼応し、「一般の人々が夫妻に最も聞きたいことは、ロイヤルファミリーに関すること」と指摘。2人が講演を続ける中で、必ず英王室に関する私見も述べるだろうと予測している。
2人は基本的には人種差別問題、性差別問題、そして環境問題に関する講演を行う意向だという。無論、英タブロイド紙などは2人の問題発言、失言を狙っているはず。“講演行脚”が始まれば、メディアを賑わせるのは間違いないだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)