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リモートワーク “今後も続けたい”は9割以上も「あまり成果が出ていない」が3割 メリットやデメリットは?

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著者:Hint-Pot編集部

今後はリモートワークの活用が主流に?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
今後はリモートワークの活用が主流に?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

リモートワークの導入は5割以上 週1日以上の実施は9割以上

 未曽有の事態により、今年からリモートワークを導入した企業も多いかと思います。株式会社ネオマーケティングは6月8日~10日に全国の20~59歳の男女1000人に対し、リモートワークに関する調査を実施。リモートワークを経験した上での、今後の働き方の意向などが判明しています。

 ◇ ◇ ◇

 まず「リモートワーク制度の導入実態」についての問いには、「今回初めて導入された(39.9%)」「以前から導入されていた(17.8%)」を合わせると57.7%となり、5割以上がリモートワークを導入していました。

「(1週間を5日勤務として)4月から5月にかけての、リモートワークを実施した平均日数」の問いに対しての答えは、「1週間のうちに5日程度」が最も多く39.8%、次いで「1週間のうち3日程度(18.0%)」「1週間のうち4日程度(16.7%)」と続き、1週間のうち4日以上のリモートワークを実施した方は56.5%と半数を超えています。1週間のうち1日以上リモートワークを実施している人は95.1%となり、積極的に実施されていることが分かります。

メリットを認める一方「相談や雑談ができない」という声も

 さらに、リモートワークを実施して感じたメリットやデメリットを見てみると、メリットは「通勤のストレスがない(69.5%)」「感染リスクを防げる(61.4%)」といった直接的な利点だけでないようです。

「以前より家事をするようになった(34.9%)」という声や、「無駄な出費を抑えることができた(34.7%)」「無駄な飲み会や付き合いが減った(27.5%)」など、出費に関する家庭面への好影響も見えてきました。

 一方、デメリットとしては「家から出ないためストレスが溜まる(30.6%)」が最も多く、通勤でのストレスが減った半面、外出自粛へのフラストレーションは溜まっている様子です。

 続いて、「社内コミュニケーションが取りづらい(30.0%)」「気軽な相談や雑談ができない(26.2%)」といった、意思疎通や人とのふれあいに難があったという声が上がっています。

 また「リモートワークによる仕事での成果」には、「あまり成果が出なくなった(23.3%)」「成果が出なくなった(8.0%)」と31.3%が「成果が出ていない」と回答。「やや成果が出るようになった(19.8%)」「成果が出るようになった(5.8%)」など「成果が出ている」と回答した人は25.6%で、成果が出なくなったと感じている人の方がやや多い結果でした。

 上記を踏まえ「リモートワークの今後の意向」についての問いには、「リモートワークをしたい(57.1%)」「今回のような非常時にはリモートワークをしたい(34.1%)」と約9割が今後も続けたいと感じています。一方、「リモートワークをしたいとは思わない(8.8%)」は1割に満たない回答でした。

「リモートワークでの仕事の成果」について、「成果が出なくなった」と感じる人は31.3%となりましたが、91.2%の人が「今後もリモートワークを活用したい」と考えていることが分かります。

 新型コロナウイルスが収束した後も、リモートワークを活用した多様な働き方が主流となるのかもしれません。

(Hint-Pot編集部)