「プラスチック製のレジ袋を買い続けると思う」と回答した人はわずか2.5％

　7月1日から全国でプラスチック製のレジ袋が有料となりました。エコバッグの売り上げ好調のニュースや、“レジ袋ロス”の声も聞こえてきますが、制度開始となった1日は、有料化に向けどのくらいの人が備えていたのでしょうか。株式会社リサーチ・アンド・イノベーションが、買い物袋に関するアンケート調査から見えてきました。

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「レシートがお金にかわる家計簿アプリCODE（コード）」で、制度初日に購入したレシートを買い物登録した9999人（女性82.75％、男性17.25％）が回答しています。

　レジ袋の有料化がスタートした当日、「今回の買い物で、あなたは『プラスチック製のレジ袋』を買いましたか？」という問いに、「自分の買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）を使った（62.7％）」と答えた人が最も多く6割だったのに対し、「プラスチック製のレジ袋を買った」という人は、8.6％と1割未満であることが分かりました。

　制度初日にもかかわらず、エコバッグを利用している人が多く、すでに浸透しつつあるようです。

　また、「商品をそのまま手に持って店を出たので買っていない（12.7％）」、「商品を自分のカバンに入れて店を出たので買っていない（11.0％）」と、エコバッグもレジ袋も使わなかったという人も合わせて2割ほどいました。


　次に「プラスチック製のレジ袋について、今後買い物をする時のあなたの気持ちは？」という問いに対しては「既に持っている自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を持参すると思う（68.7％）」という回答が最多でした。

　そして「新たに自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を購入して持参すると思う（8.0％）」を合わせると、76.7％の人が「今後、エコバッグを使用する」と回答しています。

　その一方で、「プラスチック製のレジ袋を買い続けると思う」と回答した人は、わずか2.5％となっています。


　さらに、「プラスチック製のレジ袋有料化の取り組みをどう思う？」という問いに対しては「良い取り組みだと思う（24.8％）」、「非常に良い取り組みだと思う（23.5％）」、「どちらかといえば良い取り組みだと思う（19.6％）」を合わせると67.9％の人が「良い取り組みだと思う」と考えていることが判明しています。

　開始直前には、賛否両論が話題となっていましたが、現在、賛同の声が7割近いことから、多くの消費者の理解を得られていることが分かります。

（Hint-Pot編集部）