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どうぶつ

最愛の猫を自然災害から守るために 日頃の対策や準備しておきたいグッズは

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

突如襲ってくる自然災害。キャットタワーの定期的な点検も必須(写真はイメージ)【写真:写真AC】
突如襲ってくる自然災害。キャットタワーの定期的な点検も必須(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 地震や台風、豪雨などの自然災害はある日突然、私たちの生活を襲います。災害から猫を守れるのは飼い主さんだけ。改めて「猫の防災」について考えてみませんか。あらゆる状況を考え、万が一に備えておきたいものです。

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いざという時に猫が逃げ込める場所を確保しましょう

 災害への備えと聞くと「どんな防災グッズを揃えよう?」と思う人がほとんどなのではないかと思います。もちろんグッズを揃えることも大切なのですが、最も大切なのは「もし出かけている時に被災したら?」「自宅に帰れなくなったら?」「猫と一緒に避難することになったら?」など、起こり得るあらゆる状況をシミュレーションしておくことです。

 いざという時に猫を守るためには、まず何よりも飼い主さんの身を守らなくてはいけません。東京消防庁の調べによると、地震負傷者の約3~5割は家具類の転倒・落下・移動によるものです。“凶器”と化した家具に押しつぶされて怪我をするだけでなく、家具の転倒・落下・移動によって火災が発生したり、避難経路をふさがれて逃げられなくなったりする恐れもあります。

 こうした危険から身を守るためにも、日頃から家の中の対策を取っておくことが大切です。万が一の時に猫が逃げ込める場所として、押し入れの下段スペース、人用トイレの中、地震対策を施した部屋など、猫が落ち着けるスペースを作っておきましょう。

 2018年6月に大阪府北部を襲った地震では、恐怖でダイニングキッチンの引き出し奥に隠れていた猫も。気づかずに閉めていたらと思うとゾッとしてしまいますよね。「ここなら安心」という隠れ場所を普段から用意しておけば、万が一の時にも居場所を探しやすいでしょう。

転倒防止のためにケージ、キャットタワーの固定も重要

 猫飼いさんに限らずですが、地震に備えて家具類の転倒・落下を防ぐ対策を必ずしておくのがいいでしょう。家具の固定はL字金具を使ったネジ止めが基本と言われていますが、固定する場所によっては大きな地震に耐え切れずビスが抜け落ちてしまうことも。また、壁の種類や賃貸住宅などの理由でネジ止めできないケースもありますよね。

 突っ張り棒で家具を固定するケースもありますが、強い揺れの場合、天井に強度がないと効果が期待できません。その点「ダンパー機能付制震器具」は、壁を傷付けることなく貼るだけと簡単なのでおすすめです。建物から家具へ伝わる地震の揺れを吸収して、家具の転倒を防いでくれます。

 ケージを置く場合は、転倒防止のチェーンで壁にしっかり固定を。これから購入される場合は、転倒防止チェーン付きのケージを選ぶと安心です。キャットタワーは突っ張り支柱付きのものが多いですが、緩みなどがないか定期的なチェックを欠かさずにしてください。

 地震の揺れで食器棚から食器などが飛び出たり、引き出しが飛び出たりしてしまうのを防ぐために、ロックやストッパーを付けておきましょう。揺れを感知すると自動で扉をロックしてくれるストッパーもあります。

 窓ガラスは割れると“凶器”のように鋭くなり、割れたガラスで怪我をするなど2次的な危険が生じます。窓ガラスによる怪我を防ぐには、ガラス飛散防止フィルムを貼るのが効果的です。

 窓ガラスの飛散を防ぐだけでなく、防犯用に破られにくい仕様となっているものやUVカット効果のあるものもあるので、事前によく確認を。自分で張り付けることもできますが、隙間なくきっちりと貼らないと効果が弱まってしまうので注意しましょう。

 ガラスにフィルムを貼る場合は、均等にきれいに張りましよう。シワなどがあるとガラス面に太陽などの熱で部分的に温度差ができてしまい、ガラスの熱割れが起きヒビが入ることもありますので気を付けてください。また、寝ている時の地震に備え、就寝時はカーテンやブラインドを必ず下ろしておくと安心です。