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どうぶつ

最愛の猫を自然災害から守るために 日頃の対策や準備しておきたいグッズは

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

外出中に被災した場合を想定した猫グッズの備えも大事

 災害は家にいる時に起こるとは限りません。もし外出中に被災した場合、すぐに帰宅できないこともあるでしょう。そんな非常事態を想定して、普段使いの猫グッズの備えもしておくと安心です。

 被災時はもちろん、留守がちの家にあると便利なのが見守りカメラ。停電しておらずインターネットがつながっていれば、外出先でもスマホから猫の様子を確認できます。中にはマイク内蔵で外出先から猫に声をかけられるものも。大好きな飼い主さんの声を聞けば、猫も安心ですよね。カメラ自体が倒れて壊れてしまわないよう、しっかり固定しましょう。

 また、交通網がマヒして数日にわたり帰宅困難……。そんな「もしも」に備えて用意しておきたいのが、自動給餌器&自動給水器。命綱である「ごはん」と「水」だけは、どんな非常事態であっても与えられるようにしておきたいところです。見守りカメラと一体化している自動給餌器もあります。

 基本はコンセントタイプですが、停電時は電池給電に切り替わる自動給餌器やタンク式の自動給水器を用意しておくのも◎です。

ペット仲間を作り、日頃から近所と協力体制を

 地震が起こると同時に火災が発生するケースもあります。消防庁では、火災から命を守るために、「3つの習慣」と「4つの対策」を心がけるよう呼びかけています。

「3つの習慣」とは「寝タバコは絶対しない」「ストーブの近くに燃えやすいものを置かない」「コンロに火を点けたままでそばから離れない」。

 プッシュ式で点火するガスコンロに猫が飛びついて火災が発生する事故も。キッチンには猫が入れないような柵を設置する、チャイルドロックを活用する、外出時にはガスの元栓を閉めるなどしっかり対策を取りましょう。

 家電やコンセントに猫がおしっこをして、漏電火災が起きるケースもあります。使っていない家電のプラグはこまめに抜く、コンセントカバーをする、などの対策も必要です。

「4つの対策」は「逃げ遅れを防ぐために住宅用火災警報器を設置する」「寝具やカーテンなどに防炎品を使用する」「火災を小さいうちに消すために、住宅用消化器などを設置する」「日頃から隣近所との協力体制を作る」になります。

 阪神・淡路大震災で生き埋めになったり閉じ込められたりした人のうち、友人や隣人に救助された人は3割弱。救助隊に救助された割合(1.7%)より多くの人が、ご近所さんに救われています。

 散歩仲間を作りやすい犬と違って、猫はペット仲間を作りにくいですが、普段からご近所付き合いをしておくと災害時にも役立ちます。マンションのペットクラブに参加するのも良い方法ですね。

(猫ねこ部)