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ヘンリー王子の発言が波紋 「自分の人生にフォーカスすべき」と英議員が指摘 エリザベス女王を怒らせる可能性も
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英王族の政治的発言は禁じられているが「過去の過ちを認めるべき」と主張
ヘンリー王子の発言が波紋を広げている。英連邦の若者を支援する慈善団体ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラストのビデオ会議に、メーガン妃ともに出席。黒人差別撤廃を訴える「Black Lives Matter(BLM)」運動について話した際に、歴史的な問題に言及した。英議員はヘンリー王子の発言を受け“エリザベス女王を怒らせるリスクを負った”と指摘した。英紙が伝えている。
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英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、ヘンリー王子はビデオ会議で「英連邦を見渡した時、我々は過去を認めなければ、前に進むことは決してできないだろう。多くの人々が過去を認めて、この過ちを正そうと頑張ってきた。しかし、やるべきことがまだ多く残されていることを誰もが理解している」と、植民地時代の過ちを認めるべきだと語った。
この発言に反応したのが、英議会のアンドリュー・ロシンデル議員(保守党)。記事は英大衆紙「デイリー・メール」の記事を引用する形で、次のようにロシンデル氏の言葉を伝えている。
「彼(ヘンリー王子)がこのような発言をしたことに驚いています。彼の発言には賛同できません。我々は過去ではなく、前を見るべきなのです。ロイヤルファミリーを離れた彼は自分の人生にフォーカスすべきであって、政治に関わるべきではありません」
そして、ロシンデル氏はこう付け加えている。「このような発言はふさわしくありません。彼のおばあさまもあまりいい気はしていないのではないでしょうか」と、祖母のエリザベス女王を怒らせる“リスクを負った”と指摘した。
英メディアによると、ヘンリー王子の発言をめぐっては専門家などからも批判の声が上がっているという。今後どのような展開を見せるだろうか。
(Hint-Pot編集部)