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マスクの着用など新しい生活様式がもたらした肌不調 「ニキビ・吹き出物」や「手・指の荒れ」など増加
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活環境は大きく変わりました。新しい生活様式の中で、毎日行うスキンケアやメイクアップアイテムの使用頻度に変化があったのでしょうか。株式会社キナリは「新しい生活様式を取り入れて起こったライフスタイルの変化」についてアンケート調査を実施。おうち時間やマスク着用の機会が増えたことで「ニキビ・吹き出物」や「手・指の荒れ」など、肌の不調に悩んでいる方は増加しているようです。
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ハンドクリームの使用頻度が激増 口紅や頬紅は激減
調査は同社の自然派化粧品ブランド「草花木果」の会員メンバーを対象に実施。約3800人から回答を得ました。
「おうち時間が増えて、スキンケアアイテムの使用頻度は変わりましたか?」との問いに、最も使用が増えたアイテムは「ハンドクリーム」で23%。新型コロナ禍で外出先から屋内へ入る際の、石けんを使った手洗いはマスト事項です。アルコール消毒によって手荒れや乾燥に悩む人も少なくないだけに「ハンドクリーム」の需要は高まっているようです。
また、変わらないのは「洗顔料」や「化粧水」、「美容液」、「乳液・保湿液」などの基礎化粧品。外出機会が減っても、スキンケアは大切なルーティンであることが分かります。さらに、使用が減ったのは「メイク落とし」、「日焼け止め」などになっています。
同様に、「メイクアイテムの使用頻度」についても質問をしています。「化粧下地」や「アイブロー」は変わりませんでしたが、「ファンデーション」や「口紅」、「頬紅」は、使用が減ったアイテムの上位にあがっています。これは、「マスクで隠れてしまう」「マスクにつくのがイヤ」「洗う時に落ちにくくて大変」などマスクへの付着を懸念する方が多いようです。
「毛穴の開き・詰まり・黒ずみ」に悩む人も増加
そして、「おうち時間が増えたことで新たにできた、あるいはひどくなった肌悩みはありますか」との問いに対しては、環境の変化や内的・外的要因などにより肌の水分と油分のバランスが崩れることで引き起こす「ニキビ・吹き出物(29%)」がトップになっています。
また、手洗いやアルコール消毒の徹底による「手・指の荒れ(28%)」、代謝の乱れなどから起こる「毛穴の開き・つまり・黒ずみ(28%)」が続き、それぞれ3割に迫りました。
「今後、新しい生活様式で充実させたいことはありますか?」との質問には「マスクをしていても崩れないメイクをしたい」が最多の63%。「肌あれケアを充実させたい(56%)」、「手あれケアを充実させたい(28%)」となっています。
おうち時間が増えたり、外出時にマスク着用が欠かせなくなったりしたことで、肌の悩みは増加傾向にあるようです。これから暑くなる季節、肌のケアにはしっかり取り組みたいですね。
(Hint-Pot編集部)