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反王室派がメーガン妃とヘンリー王子を公金使用で批判 「自分の資産以上の暮らしを維持したい言い分は共感できない」
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激写されたプライベートショットには高級大型車で外出する姿が
“王室引退”とともに経済的な自立も公言したメーガン妃とヘンリー王子。日本円にして3億円以上の公金をつぎ込んだフロッグモア・コテージの改装費も11年の分割で返却することが決まった。しかし新型コロナウイルスのパンデミックの影響もあり、米ロサンゼルスに滞在しているが、新たな収入源が定まっていないという状況だ。そんな2人に対して、王室反対派から「1ペニー(約1.39円)も公金を使うな」などと批判交じりのメッセージが寄せられている。英紙が伝えた。最近の夫妻は高級大型車で外出しているところをパパラッチに激写され、「環境問題に取り組む夫妻にしては奇妙な選択」など英メディアから批判されたばかりだ。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、メーガン妃とヘンリー王子に「1ペニーも公金を使うな」などと断固としたメッセージを発したのは、王室存続に反対して君主を選挙で選ぶ運動を推進する政治団体のCEOであるグラハム・スミス氏。開口一番「そもそも3000万ポンド(約41億7000万円)も預金がある人間が経済的な苦境に立たされているということ自体、理解しがたい」と強烈だ。
英国の報道では、メーガン妃は女優時代の貯金が500万ポンド(約6億9500万円)、ヘンリー王子がダイアナ元妃の遺産だけで2000万ポンド(約27億8000万円)以上の資産があると言われている。
その一方で、米ビバリーヒルズの月額家賃20万ポンド(約2780万円)とも推定される豪邸に暮らし、1歳の長男アーチーくんを含めた警備費は一説によると年間10億円を超えるとも言われ、「一家の維持費」は膨大だ。
しかしスミス氏は「自分の資産以上の暮らしを維持したいからという2人の言い分にはまったく共感できない」と手厳しい。
さらにはメーガン妃が英大衆紙を訴えた裁判資料の中で、ヘンリー王子との結婚で英国に10億ポンド(約1390億円)もの観光収入をもたらしたと主張したことに対しても「何の根拠もない数字」ときっぱり。「単純に我々納税者にとっては、2人の結婚式に公金から費やされた警備費などの金額がマイナスなだけ」と反論し、金満なイメージも強い夫妻に対して、遠慮のない辛辣な意見を展開した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)