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エリザベス女王 孫娘を“家宝”で祝福 自身の結婚式でも使用した特別な逸品とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

挙式当時のエリザベス女王とベアトリス王女【写真:Getty Images、AP】
挙式当時のエリザベス女王とベアトリス王女【写真:Getty Images、AP】

1947年のフィリップ殿下との結婚式で自ら着用 特別なティアラを貸与

 エリザベス女王は、現地時間17日に催された孫のベアトリス王女の結婚式に出席。自身が1947年の結婚式で着用したダイヤモンドがあしらわれたティアラを孫娘に貸して、晴れの日を祝福した。エリザベス女王の高祖母ヴィクトリア女王のネックレスから作られた、英王室の“家宝”とも言える逸品だという。「大変な名誉に当たる」など英メディアから注目を集めている。

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 英紙「デイリー・メール」によると、ベアトリス王女が着けたティアラは、ダイヤモンドがあしらわれた47本のバー(パーツ)からなる。エリザベス女王の高祖母ヴィクトリア女王が結婚式(1840年)の際に贈られたネックレスから、1919年にメアリー王妃のために作った王室の“家宝”だという。

 エリザベス女王は、1947年のフィリップ殿下との結婚式でこのティアラを着けた。そして1973年に女王の長女アン王女も結婚式で着用した。それ以降は、一般の人々がこれを目にする機会はほとんどなかったと記事は伝えている。

 女王がベアトリス王女にこの特別なティアラを貸与したことは「大変な名誉に当たる」と考えられる。ベアトリス王女は、女王が子どもの頃に遊んでいた遊び場「リトル・ハウス」を改装したことがあると過去に明かすなど、女王とはとりわけ近い間柄にもあるようだ。また、英雑誌「ハロー」によると、ベアトリス王女のウェディングドレスはエリザベス女王がかつて着用していたヴィンテージドレスだという。

 最近王室に嫁いだ女性は結婚式でどんなティアラを着けていたのだろうか。英雑誌「ハロー」によると、キャサリン妃は2011年のウイリアム王子との結婚式の際「カルティエ」のヘイロウ・ティアラを着用。1936年に製作され、エリザベス女王の父ジョージ6世が妻エリザベス王妃(クイーンマザー)のために購入したものだという。メーガン妃は2018年のヘンリー王子との結婚式で、エリザベス女王の祖母メアリー王妃のために作られたバンドー・ティアラを着用した。

 ベアトリス王女とモッツィ氏の結婚式は当初、5月29日に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。出席者を約20人に絞って執り行われたが、女王のベアトリス女王への思いが伝わる、感動的な結婚式になったようだ。

(Hint-Pot編集部)