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LA在住の日本人女性が気付いた オンラインワークショップの醍醐味 人気講座から「塩レモン」のアレンジレシピも

公開日:  /  更新日:

著者:小田島 勢子

世界中で同時につながることができる面白さを発見

 始めてみてすぐに気が付いたことは、“物理的な距離を超えた近さ”でした。ロサンゼルスの我が家と日本、ハワイ、そして同じ国内であっても数千キロ離れた、ユタやアリゾナ、サンフランシスコ、テキサスにニューヨーク。隣国のカナダやメキシコとも、世界中から同時に各地の皆さんと1つの画面でつながり、同じ食材や発酵についての手順を学ぶのは、とても不思議な感覚です。

 国によって手に入る食材や気候も違い、発酵のプロセスもそれぞれの家庭や国、季節によって異なります。そのため、たとえ菜っ葉のお漬け物の発酵一つとっても、各地の情報や代用として使えるもの、菌を培養する際の種菌となるものを見つける方法や、自然界の見えない菌の暮らしをみんなで共有することにとてもたくさんの気付きがあり、ワクワクします。

 納豆のクラスでは、納豆をすぐに手に入れられる環境ではない国の方もいらっしゃり、実際に自分で作ることができたら生活の一部としてとても助かると、喜ばれる方もいらっしゃいました。

 中でも人気だったのが、レモン使い切りワークショップ。無農薬のレモンを10個ほど使い、ヘタ以外の皮も実もすべて使用し、余すところなく5つの発酵、保存食を作ります。発酵や酵素の作用で、白く苦いワタ部分や皮までおいしく使うことができるので、私自身も、自然の恵みを余すことなく丸ごといただけることをとてもうれしく感じています。

「塩レモン」を使ったジューシーチキンステーキ

左から塩レモン、塩レモンと塩麹のピューレ、塩麹のボトル【写真:小田島勢子】
左から塩レモン、塩レモンと塩麹のピューレ、塩麹のボトル【写真:小田島勢子】

 このレモンのクラスでご紹介する発酵食品の1つに、塩レモンがあります。今回は、私が冷蔵庫に欠かさない、塩レモンを使ったオリジナル調味料と調理法をご紹介致します。

 
○塩レモンのピューレ

【材料】
塩レモン 100g
塩麹   100g

【作り方】
1、発酵した塩レモンと塩麹を、ミキサーやブレンダーにかけてピューレ状にする
2、瓶に詰め、フタをして冷蔵庫で保存(1年間保存可能です)

 
○塩レモンのピューレのチキンステーキ

【作り方】
1、上の方法で作ったピューレを、チキンむね肉やもも肉片面に、薄く全体に塗り付ける。ナイフやフォークを使うと便利
2、1晩冷蔵庫でマリネした後、熱に強い油(アボカドオイルや、太白ごま油などの生ゴマ油)を使い、中火でチキンを焼く
3、焦げないように様子を見ながら、全体的に火が通ったら完成

 1で、ニンニクやローズマリーなどのハーブを追加するのもとてもおいしいです。ピューレは肉を保湿してくれるので、ぷりぷりのジューシーな食感に。レモンのさわやかな酸味が暑い夏でも食欲をそそります。

 ロサンゼルスの片田舎の、小さな画面からつながる大きな世界。今や私にとって、とても大切な場所となっています。

(小田島 勢子)