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エリザベス女王 孫のヘンリー王子とメーガン妃が「深刻な問題を起こす」と察知した瞬間とは 英紙が報じる
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メーガン妃ヘンリー王子エリザベス女王森昌利ロイヤルファミリー
一緒に過ごすのが恒例のクリスマス 参加の返事をはっきりせず
2020年の新年早々に“王室引退”を表明して、世界を驚愕させたメーガン妃とヘンリー王子夫妻。事前にエリザベス女王にすら相談せず引退を決めたとされたが、実はその前に女王はこの夫妻が「何か問題を起こすのでは」と察知した瞬間があったと英紙が報じた。それは2019年のクリスマスにさかのぼる。恒例の女王のクリスマススピーチは、昨年も例年通りバッキンガム宮殿の応接室から行われたが、そこにヘンリー王子とメーガン妃の写真がないことでも話題になった。この時の女王は、すでに孫の“異変”に気付いていたのだろうか。
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ヘンリー王子とメーガン妃の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」が出版間近となっている。またもさまざまな角度から、夫妻の“王室引退”までの経緯について英国内で注目されているが、また1つ新たなストーリーが浮上した。
英大衆紙「デイリー・ミラー」は、エリザベス女王がヘンリー王子とメーガン妃の異変を「明確に察知した瞬間」が明らかになったと伝えた。
昨年11月、エリザベス女王は毎年王族が集まって過ごすことで恒例となっているサンドリンガムでのクリスマスに、夫妻の出席が定まらないことにしびれを切らし、直接ヘンリー王子に電話をかけることを決意したという。
その当時は、アフリカツアーで撮影された夫妻のドキュメンタリー番組が、英国の全国ネット放映されたばかり。インタビューでメーガン妃が「私には『大丈夫か?』と尋ねてくれる人があまりいない」と話して、王室での孤立を明かした発言がメディアに注目されている最中だった。
さまざまな噂が飛び交う中、長男アーチーくんが誕生して初めてとなるクリスマスを、サンドリンガムで一緒に過ごすことをなかなか表明しない孫息子に心配した祖母が連絡した形になった。
記事によると、ヘンリー王子は、女王直々の電話にもかかわらず態度をはっきりさせなかったという。そして、この電話の後に、6週間もの休暇を取得することが正式に発表されることになり、クリスマスは海外で過ごすことが明らかにされた。この瞬間、エリザベス女王は、ヘンリー王子とメーガン妃が「大きな問題を引き起こす」と察知したと伝えられている。
ちなみに一部内容が明かされた伝記「Finding Freedom(自由を探して)」には、1月8日に“王室引退”を表明したヘンリー王子は、その直後にエリザベス女王とチャールズ皇太子との電話会談を望んだと記されている。
しかし王室の廷臣がヘンリー王子に「電話ではなく、手紙で連絡を取るように」と説得。もちろん廷臣側は過去の慣例に従ったのだが、この時の処遇にヘンリー王子は不満を感じて、主要王族からの離脱を決定的にしたという。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)