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エリザベス女王 史上初の試みが話題 新しい肖像画の公開セレモニーにビデオ通話で出席
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イエローの花柄ドレスが素敵! 健康的な姿で登場
このほど、エリザベス女王の新たな肖像画が公開された。その公開式に女王はビデオ通話で出席。鮮やかなイエローのフローラルドレスを着用し、元気な姿を見せた。こうした式典の参加の仕方は、英国王室における伝統との決別であり、新たな歴史の一部だと話題になっている。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、肖像画は外務・英連邦省の依頼で制作されたもので、御年94歳となった今もなお続く、公務などの女王の功績に敬意を表したものだという。
肖像画には、艶やかなターコイズブルーのドレスに身を包み、ゴールドの椅子に肘を掛けて座るエリザベス女王の威厳あふれる姿が描かれた。女王の隣には、同じくゴージャスな金色のテーブルが並べられ、その上には花とティーカップが置かれている。
制作に当たったのは、英ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリー(英国立肖像画美術館)によって選ばれた、ミリアム・エスコフェット氏。完成まで7か月の期間を要したという。
エリザベス女王は、その記念すべき肖像画を公開する除幕式にビデオ通話で参加。パソコンの画面越しに肖像画を見つめると、顔をほころばせた。こうしたセレモニーに女王がビデオ通話で参加するのは初めてのことだ。
エスコフェット氏は「女王はとてもうれしそうな反応を示してくれました。そして、制作にどのくらいの日数を要したのか、今後新たなプロジェクトはあるのかなど、質問をしていただきました」とコメント。
また、エスコフェット氏は肖像画に描いた、一つひとつの要素についても女王に説明。解説がティーカップに及ぶと、「中身が入っていないんじゃないの」と女王が冗談を言う一幕もあったという。そのような女王に対し、エスコフェット氏は「気品ある、“ユーモアのセンス”の持ち主」と評し、喜びを表した。
(Hint-Pot編集部)