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「エリザベス女王は二度と宮殿に戻らない」 英国内で広まる噂に有名ジャーナリストたちの見解は
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ビデオ通話を使用した“新たな公務”も積極的に行う一方で…
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、エリザベス女王がバッキンガム宮殿から英ロンドン郊外のウィンザー城へ“自主隔離”したことが報じられたのは、3月19日のこと。コロナ禍が長期化している現在、英国内では女王がバッキンガム宮殿に二度と戻れないのではないかとの噂が広まっているようだ。エリザベス女王はウィンザー城から、ビデオ通話で新しい自身の肖像画の除幕式に参加し元気な姿を見せるなど、これまでの王室の歴史にはない新たな方法で積極的に公務を続けている。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、このほど英国王室のドキュメンタリー番組「トゥルー・ロイヤリティ・TV」で英国のジャーナリストのケイト・ソーントン氏が次のようにコメントした。
「女王がもうバッキンガム宮殿に戻れないという噂を耳にしました。女王の年齢とライフステージを考えても、王位を継承するのはチャールズ皇太子が現実的なところではないでしょうか」
この王位継承の話に対し、王室作家のトム・クイーン氏が「女王は素晴らしい伝統主義者です。自ら退位する姿を目にすることはないでしょう」と女王の退位の可能性を否定。「ご病気になられるか、亡くなられるまで女王は歩みを続けるでしょう」と言葉を続けた。
また、英大衆紙「ザ・サン」の編集長ダン・ウートン氏は同番組で「今もなお公務を続けているというのに、人生の晩年にバッキンガム宮殿に戻れないとはひどい話です」と語り、「女王が愛する多くのものが奪われてしまいました。ウィンザー城で囚人のようにいたくはないでしょう」と現在の“自主隔離”について持論を述べている。
その一方で、ウートン氏はエリザベス女王がバッキンガム宮殿に戻れないという可能性に関しては「大いにあり得る」と語っている。
(Hint-Pot編集部)