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メーガン妃とヘンリー王子 沈黙は「真実」と認めている証拠 王室専門家が伝記の内容を検証
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「内容に問題があれば何か言っているはず」
書かれたこと、報じられたことが事実ではないと判断した場合は法廷闘争も辞さないメーガン妃とヘンリー王子。妃の父トーマス・マークルさんへ送った手紙をめぐって英タブロイド紙「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)を訴えた問題は泥沼化しており、夫妻のメディアに対する強硬姿勢は鮮明になった。一方、著者2人が「サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻の協力は一切ない」と発表した“暴露本”伝記「Finding Freedom(自由を探して)」のセンセーショナルな内容が一部公表されて話題を呼んでいるが、これについてはおとがめなしの様子。2人の沈黙は一体何を意味するのか。王室専門家が検証している。
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英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、王室コメンテーターのクリス・シップ氏とリジー・ロビンソン氏が英民放局ITVの番組に出演。メディア嫌いのメーガン妃とヘンリー王子が「Finding Freedom」の内容について不満を表明しないことから「内容は真実である可能性が高い」と指摘した。
まずロビンソン氏が「王室に入ってからこれまでのメーガン(妃)とハリー(ヘンリー王子の愛称)の行動を鑑みると、もしも「Finding Freedom」の内容に問題があれば、もうすでに何か言っているはずです」と述べた。
一方のシップ氏は「ハリーが初めてメーガンに『愛している』と告げた状況や、初めてのデートの様子など、本人以外は知り得ない情報が書かれている。本人が著者に直接話していないとしても、ごく近い友人を通じて情報を得ているはずだ」と発言した。
メーガン妃の“私設応援団”と呼ばれるオミッド・スコビー氏らが執筆した伝記。2人しか知り得ないような内面の思考まで記述されていることから、その情報元をたどればやはり、ヘンリー王子夫妻に行き着く可能性が高い。王室専門家の「訴えないことが真実である何よりの証拠」との言葉には説得力がある。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)