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エリザベス女王 厳しくヘンリー王子を戒めた瞬間 女王の親友ドレッサーに罵詈雑言浴びせた孫を一喝
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衣装合わせでメーガン妃が希望したティアラを持参しなかったことに王子が激怒
メーガン妃が希望したティアラを「今すぐ持って来い!」。ヘンリー王子とメーガン妃によるロイヤルウェディングは2018年5月に行われたが、その直前の衣装合わせの席でヘンリー王子“激怒事件”が起きていたことが明らかになった。メーガン妃が試着を希望していたティアラを持参しなかったとして、担当したエリザベス女王のドレッサーに激怒。罵詈雑言を浴びせたが、後に事実を知った女王が王子を厳しく叱責したという。英紙が伝えている。
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英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、衣装合わせを担当したのはエリザベス女王のドレッサーを長年務めているアンジェラ・ケリー氏。女王が心から信頼を寄せる存在だ。ヘンリー王子が激怒したのは、ケリー氏が衣装合わせの際にメーガン妃が所望したティアラを持参しなかったことが原因だったという。
王室筋によると、この時、ティアラを合わせることまでは予定されていなかった。一方、メーガン妃は当然ティアラも着けると考えていたようで、お気に入りのヘアメイクをパリから呼び寄せていた。
しかし、ティアラは現場にない。ヘンリー王子は瞬時に、この事態も王室の廷臣の嫌がらせと思い込んだという。
だが、王室の宝石類は厳重に管理されている。国宝級の歴史的なアクセサリーが目白押しで、当然、専門の管理者がおり、借りるには事前のアポイントメントが不可欠だ。
ケリー氏はそうしたプロトコルを含め「私の一存ではできかねます」と伝えたが、ヘンリー王子はメーガン妃がバカにされたと感じて激怒。「今すぐここにティアラを持って来い!」と、通常王室内では許されないような罵詈雑言をケリー氏に浴びせたという。
この一件はこれだけでは済まなかった。「私たちは姉妹のようなもの」と心から信頼を寄せるケリー氏への“無礼”を知ったエリザベス女王が、孫に対して激高。ヘンリー王子を呼び出して厳しく叱り、王室のプロトコルに従っただけのケリー氏への暴言を厳しく戒めたという。
ちなみに、8月11日に出版されるヘンリー王子とメーガン妃の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」にもこの一件は記されているが、ティアラの借り出しにアポイントメントが必要だったことなどには触れられていないという。ケリー氏が「意図的にメーガン妃の足を引っ張った」として、ヘンリー王子が“毒ヘビ”と呼んで敵視する王室スタッフの典型的なエピソードとして記述されているようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)