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メーガン妃とヘンリー王子 「自分のことしか考えていない」 米国移住の時期が身勝手すぎると専門家が痛烈批判

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

新型コロナ感染の実父のいる英国に戻っていれば「国民の思いも変わっていたはず」と主張

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、カナダからメーガン妃の母国、米ロサンゼルスへ移動したメーガン妃とヘンリー王子。しかし、国境封鎖の前にカナダを脱出した形になったこの行動を王室専門家が「身勝手」と厳しく批判した。新型コロナウイルスを心配し、スタッフに屋外で着替えるよう指示するなど“ナーバス”になっているというメーガン妃だが、そういった報道も「身勝手」なイメージに拍車をかけているのかもしれない。

 ◇ ◇ ◇

 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、今回のアメリカ移動を「身勝手」と批判したのは、王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ氏。新型コロナの感染拡大で父のチャールズ皇太子も感染。世界中の人々の生活が制限される中、メーガン妃とヘンリー王子が選んだ道はまさに“自分ファースト”だと指摘する。

「確かに英国からカナダ、そして今回カナダから米ハリウッドへ移ったことは、今後の2人の活動(セレブリティな経済活動)を鑑みれば論理的でしょう。しかし現在、世界が脅威にさらされている新型コロナウイルスに対し、2人がやったことはまったく影響力がない投稿をインスタグラムにしただけです」

 フィッツウィリアムズ氏はそう語り出し、チャールズ皇太子が感染した今こそ「“王室引退”で味わった苦い思いをいったん忘れて、英国に帰国すべきでした。そうすれば(英国を離脱した形になった2人に対して)国民の思いも大きく変わったでしょう」と断言する。

 さらに同氏は「ダイアナ(元妃)とチャールズ(皇太子)に育てられ、自己犠牲の精神はしっかり身につき、そうした精神性は傷病兵による国際イベント『インビクタス・ゲーム』の後援などでしっかりと見られる」と語った上で、「しかしながら今回の移動のタイミングは、自分たちだけのことしか考えていないように取られてしまう」ときっぱり。

 もちろん王室内での孤独、英タブロイド・メディアの攻撃も大きな理由だったと思うが、今回の“メグジット”の裏側には、どうも自分たちの利益を優先したいという2人の俗なセレブリティのような思惑も透けて見えてしまうようである。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)