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キャサリン妃の傷心 ヘンリー王子夫妻の伝記への思いが明らかに 兄弟が「再び疎遠になる」と心配も
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弟夫婦との不仲を公にされ「悲しませている」と王室専門家
メーガン妃の“私設応援団”と呼ばれるロイヤル・ジャーナリストのオミッド・スコビー氏と、同じくメーガン妃派で知られる米セレブリティ・ジャーナリストのキャロリン・ドゥランド氏共著の、“暴露本”とも言われる伝記「Finding Freedom(自由を探して)」。メーガン妃とヘンリー王子からの協力は「一切ない」と公表しながら、その内容にはヘンリー王子夫妻以外には知り得ない心情や、事実が含まれている。中でも注目を集めているのが、不仲とされる兄弟夫妻の記述だ。この本の内容が、キャサリン妃を傷付けているという。
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英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、ダイアナ元妃の自叙伝を執筆した王室専門家のアンドリュー・モートン氏が「今回の暴露本で明らかにされたウイリアム(王子)とハリー(ヘンリー王子の愛称)の確執のストーリーが、キャサリン妃を悲しませています」と発言。かつては仲良しで有名だった自分の夫と義理の弟の仲違いが公にされたことで、心を痛めていることが明らかにされた。
一方で、王室関連本著者として知られるフィル・ダンピエ氏は、最近ウイリアム王子とヘンリー王子が連絡を取り合っていたことは“事実”と認めながらも、今回の伝記出版で「再び疎遠になるだろう」と語り、一時は雪解けしそうだった兄弟仲がまた悪化に向かうことを示唆した。
前出のモートン氏は「ロイヤルファンなら誰もがウイリアムとハリーは王室を背負って立つ理想的な二枚看板だと思っていました。その2人がもしも今後50年も口をきかない関係になってしまうのはまったく惜しいし、また王室にとっても大きな損失です」と語る。モートン氏は、ウイリアム王子とヘンリー王子の確執が、エリザベス女王の叔父ウィンザー公が離婚歴のある米国人女性と結婚し英国王から退位したことをきっかけに、父ジョージ6世と生涯不仲に終わった悲劇の再現になることを憂慮した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)