海外ニュース
ヘンリー王子 「自分だって兄にアドバイスすることもあるんだ」 “愚弟賢兄”のイメージに激怒
公開日: / 更新日:
「壊れた大砲」と呼ばれることに不満を募らせていた
“愚弟賢兄”。現地メディアでは、英王室のウイリアム王子とヘンリー王子の兄弟関係を表すものとして用いられることもある。幼少時代、お揃いの服を着て一緒に遊ぶなど仲の良い様子が報じられてきた兄弟。しかし、いつしかヘンリー王子は“できる兄”との比較に不満を募らせていたという。王室専門家が、兄へのコンプレックス払拭に懸命だったと明かした。英紙が伝えている。
◇ ◇ ◇
英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、王室専門家のダンカン・ラーコム氏が2008年にヘンリー王子と直接言葉を交わした際、世間で広まっていた“愚弟賢兄”のイメージを王子が腹立たしく思っていることを明かしたという。
ヘンリー王子はウイリアム王子が“常識ある人間“ととらえられ、自分は“loose cannon”(壊れた大砲の意、的外れなことばかりしている人間を指す)と呼ばれることが不満で仕方がなかったようだ。
ラーコム氏は「ハリー(ヘンリー王子の愛称)はそんな風に兄と比較されることで、自分は普通ではないという思いにも悩まされていました」と指摘。さらに「『自分だって兄にアドバイスすることもあるんだ』と声高に言っていました」とも明かし、“できる兄”へのコンプレックスを振り払おうと必死だったと語った。
ヘンリー王子は昨年10月に英国で放映されたドキュメンタリー番組で「兄とは別々の道を歩んでいる」と話して、それまで噂されていたウイリアム王子との“確執”とも取れる方向性の違いを口にして注目を集めた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)