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不屈のチャールズ皇太子 ロックダウン中の公務はロイヤルメンバーで最多 新型コロナ罹患が原動力に
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エリザベス女王は3位 2位はウイリアム王子に 英紙報じる
英国で新型コロナウイルスによるロックダウンが宣言された3月23日以降、最も多くの公務をこなして国民を励まし続けた王室メンバーは誰だったのだろうか? それは自身も3月に新型コロナウイルスに感染したチャールズ皇太子だった。感染前の公務では対策として握手を禁止。ところが、いつもの癖で手を差し出してしまい、急いで引っ込めて「ナマステ」ポーズをとり、お茶目な一面が話題になったこともあるが、新型コロナ罹患後、大きく変化したことがあるという。英紙が伝えている。
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英大衆紙「ザ・サン」が伝えたところによると、ロックダウン中の英国で最も多く公務をこなしたロイヤルは、71歳の次期国王、チャールズ皇太子で、その数はなんと69回。2位はチャールズ皇太子の後を担うウイリアム王子の65回だった。94歳の高齢ということもあり、ウィンザー城にとどまったエリザベス女王が3番目。オンラインを中心に54回の公務をこなした。
チャールズ皇太子は3月に新型コロナウイルスに感染していたことが判明。軽い症状だったこともあり、わずか2週間の休養でリモートで公務に復帰した。対面公務を再開させた6月には味覚と嗅覚が完全に回復していないことを告白したが、情熱的に活動を続けている。
記事によると、公務に励む原動力は新型コロナウイルスに罹患したことだったという。感染したことで逆に「自分が情熱を注ぐチャリティの重要性を世界に訴えたい」という気持ちが増したと伝えた。
奇しくも、英国がロックダウンされるのとほぼ同時期に、メーガン妃とヘンリー王子が正式に王室の主要メンバーから“引退”。しかし皇太子が気を吐いて、次男夫妻不在の穴を見事に埋めた形になった。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)