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ヘンリー王子 ヘイト危機へのメッセージに名物司会者が痛烈批判 「自ら家族を分断するようなことを黙認しているのに」
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兄ウイリアム王子との憎悪の危機を生み出していると主張
“王室引退”をして、現在はメーガン妃と長男アーチーくんと米ロサンゼルスに住むヘンリー王子は、このほどソーシャルメディアが「ヘイト(憎悪)危機」を煽っているとメッセージを発して注目を集めた。しかし、このメッセージを発した王子の言動の矛盾に激怒したのが、英有名テレビ司会者のピアーズ・モーガン氏だった。モーガン氏は英国で“ご意見番”的な存在だが、女優時代のメーガン妃からかつてSNS上で「大ファンです」とメッセージをもらったことを公開して話題を集めたこともある。
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英大衆紙「デイリー・スター」によると、モーガン氏の非難対象となったのは、暴露本とも言えるメーガン妃とヘンリー王子の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」の出版だという。
ヘンリー王子は、米ビジネス誌「ファスト・カンパニー」に寄稿。「ソーシャルメディアは私たちを分断している。私たちが力を合わせれば、変えることができる」といったメッセージを送り、記事中で、妻のメーガン妃とともにここ数週間、企業トップやマーケティング担当者らにこの問題への対応を求めてきたことを明かした。
この件について、モーガン氏が反応。「ソーシャルメディアを『憎悪の危機』と訴える一方、自らの家族を分断するような暴露本発売を“黙認”して、血を分けた兄ウイリアム王子との『憎悪の危機』を生み出しているのに」と批判。自身のSNS上にヘンリー王子について「またしても“身のほどを知らない”ことをさらけ出す一例だ」と痛烈な投稿をした。
今月11日に発売予定の「Finding Freedom」は一部内容が公表され、発売前から夫妻の関与が話題になっている。著者のオミッド・スコビー氏とキャロリン・ドゥランド氏は、夫妻の協力はなく、一切取材はしていないと断言しているが、心情的な推移や状況が詳細に記されており、その主張にまた疑問の声が上がっている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)