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「キャサリン妃は戸惑うメーガン妃をサポートしなかった」 暴露本の著者が“王室離脱”の一因と発言
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情報番組に出演 2人の妃に「打ち解け合う土台はなかった」と明言
メーガン妃とヘンリー王子の暴露本とも言われる非公式の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」が11日に発売された。このほど著者のオミッド・スコビー氏が米国のテレビ情報番組に出演。「王室入りしたばかりで戸惑うメーガン妃をキャサリン妃がサポートしなかったことも、主要王族から離脱した一因である」と指摘した。英メディアでは、2人の妃に不穏な空気が流れていると報じられたこともあったが「打ち解け合う土台がなかった」と発言した。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、スコビー氏は朝の米国の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演して、メーガン妃とキャサリン妃について語ったという。
「私の情報筋によると、メーガン妃がキャサリン妃の助けを必要とした時、その重要な瞬間にキャサリン妃から手が差し伸べられることはなかったようだ」と証言。さらに「この2人の女性にはあまり共通点がない」とも発言して、「メーガン妃とキャサリン妃には打ち解け合う土台がなかった」とした。
また、結婚式前のブライズメイドのドレスフィッティングの際に、シャーロット王女のタイツをめぐりメーガン妃が「キャサリン妃を泣かせた」という報道については、「まったくもって事実からかけ離れた話」と話し、“事実無根”と完全否定したという。
「将来、(ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の)“王室引退”はどのように歴史家にとらえられると思うか」という質問に対して、スコビー氏は次のように答えた。
「米国のミックス人種のプリンセスは、その夫とともに王室をリードする存在にもなれたが、その王位を守る組織の体質に締め出されたという形になるのでは」と発言。通称“メグジット”はあくまで、王室側の体面にこだわる古い考え方に要因があることも示唆した。
ただし、スコビー氏は“私設応援団”と呼ばれるほどメーガン妃擁護の急先鋒的ジャーナリスト。キャサリン妃が冷たいという印象を与えかねないエピソードも、メーガン妃サイドの一方的な立場から出た話との見解もあるだろう。この発言で、不仲がささやかれるウイリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻の関係がギクシャクしたものになる可能性は非常に高くなる。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)