漫画
育児に無関心な夫 “ねこのレスキュー隊”が涙を流す妻を救う漫画に称賛の声 「今すぐシステム導入して!」
公開日: / 更新日:
「誰かが手を差し伸べてくれる世界に」 1児のママでもある作者の思い
「すぐに導入してほしい!」と多くのママが共感した、産後ケアシステムを描いた漫画が話題になっています。もちろん子育てに積極的に関わるパパもいるでしょう。しかし、1人で悩みを抱え、ストレスを溜め込んでいるママも少なくはありません。育児や家事に消極的な夫とSOSを出す母親を救う、かわいらしいねこのレスキュー隊の活躍ぶりに、心がすっきりする人が続出しました。作者のみかみかん(@mikamikan1021)さんに話を聞きました。
◇ ◇ ◇
9か月の子どもを持つママである、みかみかんさん。ツイッター上で「育児がつらい」「育児に対する夫の理解がない」といったつぶやきを見かけたことをきっかけに、自身も出産後、精神的に参っていた時期があったことを思い出したそう。
「今、育児がつらいお母さん、昔つらかったお母さんに、こんな風に助けてくれたらうれしいよねと共感してもらえる漫画を描きたいと思いました」
こうして描かれた漫画には、1人で家事育児をこなす妻と、子どもを泣きやませるのは「俺じゃ無理だと思うけど」と、まるで他人事な夫が登場します。夫からの冷たい対応にストレスが限界に達し、涙をこぼす妻。一方、夫はそれにすら気が付いていません。
そんな妻の右手首に付けられた機械が、突然「ピーピー」と音を鳴らして反応します。すると、窓ガラスを破って飛び込んでくるものが。何と夫婦の前に現れたのは、キャタピラーに乗ったねこたちでした。
その正体は「育児レスキュー」という、子育てをサポートしてくれる機関のスタッフ。妻のストレス値がかなり高いということで、有無を言わさず母子は産後ケア施設へ搬送。父親は後日研修があると言い渡されます。
架空の話ではあるのですが、スカッとする展開に「このネコさんに新生児期に出会いたかった」「いますぐそのシステム導入して!!この国の常識を変えて欲しい!!」「こんな戦闘力高い『BABY IN CAR』あります!?」「うわーん!なにこれ素敵!最高かよ!」など、たくさんの共感や、「ぜひパパの研修風景もみたい!」と続編を希望する意見が寄せられました。
みかみかんさんよると、ねこのレスキュー隊がキャタピラーに乗っている理由は「窓ガラスを割るくらい強引に救助してくれる車が良かったから」なのだそう。育児中は無理をしてでも頑張ってしまうママも多いため、これくらい強引なのも良い! という称賛の声もありました。
「ファミサポや産後ケア施設も実際にあります。しかし、料金が高い、手配が煩雑、周りの理解がないなどいろいろな理由により、利用できていないお母さんが多いのではないかと思いました。育児がつらい時には、誰かが手を差し伸べてくれる世界になってほしいです」とみかみかんさん。予想以上の大反響にとても驚いたと同時に、より子育てのしやすい社会に変化していってほしいと願っています。
(Hint-Pot編集部)