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エリザベス女王に“大いなる苛立ちの種” ヘンリー王子夫妻と王室の関係修復は「不可能になった」と専門家
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メーガン妃ヘンリー王子エリザベス女王森昌利ロイヤルファミリー
非公式の伝記だが協力が見え隠れ…? 身内の話を外に漏らすことに嫌悪
話題を呼んでいるヘンリー王子とメーガン妃の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」について、王室専門家がエリザベス女王にとって「大いなる苛立ちの種になるだろう」と指摘している。同書は「夫妻からの協力は一切ない」とする非公式の伝記だが、この出版で英王室と夫妻との関係修復は「不可能になった」とも断じている。小さい頃からかわいがってもらった女王に対して、ヘンリー王子は敬意と愛情を持って接していたようだが、今回の一件は取り返しのつかないことになってしまったかもしれない。
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英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、王室関連の著作で知られるナイジェル・コーソーン氏は「今回の暴露はエリザベス女王にとって“大いなる苛立ちの種”となるだろう」と発言。その内容が94歳の女王の不興を買うことは間違いないとの見方を示した。
コーソーン氏は、伝記の内容がメーガン妃とヘンリー王子に「近すぎる」と指摘。「著者が『(夫妻の)協力はなかった』と公言しているとはいえ、内容を読めば間違いなくサセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻両人、もしくはどちらか1人が協力していることは分かります」と断言する。
こうした身内の話を外に漏らすような発言は忠誠心に欠けると見られ、王室内で最も嫌悪されるという。そして、何よりも女王に心労をかける行為だと記事は伝えた。
同書では、ヘンリー王子が兄で将来の国王のウイリアム王子を「気取り屋」と呼び、キャサリン妃に対しても、メーガン妃が助けてほしい時に何の手助けもしなかったと記述。センセーショナルな内容として英メディアの注目を集めた。
コーソーン氏は一方的な“暴露”が成されたことで、ヘンリー王子夫妻と王室の関係は「修復不可能となった」とも述べている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)