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メーガン妃 オバマ夫人らと政治運動参加へ 「称号を返還すべき」 英国民から非難の声が殺到 

著者:森 昌利

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人種差別についてオンラインでスピーチしたメーガン妃【写真:AP】
人種差別についてオンラインでスピーチしたメーガン妃【写真:AP】

ヘンリー王子は王位継承権6位 自身もサセックス公爵夫人の称号を保持

 米国で女性の参政権が認められて今年で100年。節目の年にメーガン妃が、ミシェル・オバマ前米大統領夫人が共同代表を務める政治団体のバーチャル・サミットに参加することになった。ただ、英王室メンバーは政治的活動に加わらないのが不文律。“サセックス公爵夫人”の称号を維持している妃の政治活動には「すべてのタイトルを返還すべき」と英国民から非難の声が上がっている。妃は豪華な雰囲気が漂う新しい自宅から、政治や政策を女性の立場から報じる非営利団体のオンライン会議に参加したばかり。今度はどんな発言が飛び出すだろうか。

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 英大衆紙「デイリー・メール」が「サプライズ・ゲストとして登場」との見出しで掲載した記事によると、メーガン妃は2018年に設立された政治団体「When We All Vote」の“When All Women Vote Couch Party”と銘打たれたバーチャル・サミットに参加予定。11月に控えた米大統領選についてスピーチすることが決まっているという。

 しかし問題は、“王室引退”したとはいえ、夫のヘンリー王子が依然、英国の王位継承権6位を保持していること。そして、メーガン妃本人もエリザベス女王から授与された“サセックス公爵夫人”の称号を維持していることだ。

 基本的に、王室の主要メンバーは政治的な運動に加わらないのが不文律。どんな場合でも政治には口を出さずに中立を保つのが決まりである。

 ところがメーガン妃は“王室引退”して以降、人差別撤廃を訴える「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動に積極的に関わるなど、自らの意見を明らかにし、“政治色”を強めている。

 こうしたメーガン妃の活動には批判的な意見もある。例えば、この記事を掲載した「メール」紙の読者投稿欄にも「こうした主張がしたければ、すべての称号を返還すべき」という趣旨の書き込みが殺到。公爵夫人の肩書きを持ちながらこうした政治運動に関わるメーガン妃の行動を疑問視する声が英国で高まっている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)