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ヘンリー王子 エリザベス女王との関係悪化を「恐れた」 “前言撤回”ですり寄りも 英紙報じる

著者:森 昌利

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メーガン妃とヘンリー王子【写真:AP】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:AP】

否定的見解を示していた英連邦 “手のひら返し”で「光栄」

 ヘンリー王子は今月17日に慈善団体「ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」のオンライン会議にメーガン妃とともに出席した際、「女王の功績である英連邦に関われるのは光栄なこと」などと述べた。コモンウェルス(英連邦)について王子は先月の会議では否定的な見解を示しており、まるで手のひら返しで“前言撤回”した格好。これについて王室筋は「女王にすり寄るもの」と語っている。英紙が伝えた。幼い頃からかわいがられ、良好だった女王との関係悪化を恐れているようだ。

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 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、7月の会議では大英帝国時代の植民地支配に批判的な発言をしたヘンリー王子が、今月は「女王の功績」と前言をひっくり返したのは「エリザベス女王との関係悪化を恐れたため」だったという。

 1か月前、ヘンリー王子は大英帝国時代の植民地支配について「居心地の悪いこともしっかり認識すべき」などと語り、英国側に“誤りがあった”ことを示唆した。しかし、今月の会議では「女王の功績である英連邦に関われるのは本当に光栄なこと」とし、前言にはまったく触れなかった。

 エリザベス女王は、英連邦を誇りとし、加盟国との良好な関係を維持したいと考えている。王室筋はこうしたヘンリー王子の発言を「英連邦の存続を何より願うエリザベス女王にすり寄るものだろう」と推測。「結局、王室が必要とするより、サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻が王室を必要とする部分の方が大きいからだ」と説明している。

“王室引退”後も英タブロイド紙との法廷闘争、夫妻について書かれた暴露本、メーガン妃の政治的スピーチでなどが話題を呼んでいるが、その基盤に英王室の威光があることに改めて気付いたのかもしれない。

 兄ウイリアム王子との“確執”は現在も雪解けの気配はないが、とりあえず、女王に敬意を払うのは悪いことではない。今後も世界的なセレブリティとして活動していくために、ロイヤルファミリーの看板は是が非とも維持したいということだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)