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キャサリン妃 義足で歩いて約1.8億円の寄付金集めた少年に手紙を送る 「本当に誇りに思います」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

キャサリン妃【写真:AP】
キャサリン妃【写真:AP】

トニー・ハッジェルくんは手紙を自身のSNSで公開した

 キャサリン妃が5歳の少年に心温まる手紙を送り、話題を呼んでいる。その少年は自身が治療を受けた小児病院のため、今年6月、義足の両脚で10キロを歩き、日本円で約1億8000万円を超える寄付金を集めたという。この病院のパトロンを務めるキャサリン妃は「(少年のことを)本当に誇りに思います」と、手紙に感動の思いをしたためた。英誌が伝えている。

 ◇ ◇ ◇

 英雑誌「ハロー」によると、キャサリン妃はこの夏、5歳のトニー・ハッジェルくんに宛てて手紙を書いた。トニーくんは自身のSNSでこの手紙を公開し、話題を呼んでいる。そこにはこう書かれている。

「親愛なるトニーへ。エバリーナ・ロンドン小児病院へ寄付金を集めるためにあなたが取った素晴らしい取り組みへ、お祝いの言葉を述べます。トム・ムーア退役大尉の話に感化されて、ご自身のウォーキングを実行されたというお話は素晴らしいですね。目標としていた10キロを達成した後も歩き続けたと聞いて、とても感心しています」

 トム・ムーア退役大尉とは、99歳にして、100歳の誕生日までに自宅の庭を100往復すると宣言。新型コロナウイルスの最前線で闘う医療従事者を支援するため、約40億円の寄付金を集めた人物のこと。トニーくんはこのエピソードを聞き、自身のボランティア活動を始めようと決心したという。さらに次のように綴られている。

「エバリーナ(病院)は、あなたの努力に感謝していることでしょう。あなたが達成したことを本当に誇りに思います。次の挑戦が何になろうとも、その前にゆっくり休むことができますように キャサリン」

 トニー少年は実の両親からひどい虐待を受け、2017年に両脚を切断。命を救ってくれた病院のために寄付を集めようと決心し、義足を付けて30日間で計10キロを歩いた。当初の目標は500ポンド(約7万円)を集めることだったが、1か月で目標をはるかに超える128万2886ポンド(約1億8000万円)が集まったという。

 キャサリン夫妻は6月に、少年に宛てたメッセージを公式SNSに公開。25万件を超えるいいねが寄せられた。そして妃は今度、少年に直接手紙を送った。未来の王妃は英国民の心に常に寄り添っている。

(Hint-Pot編集部)