漫画
“見知らぬお節介な人”に絡まれて恐怖した育児漫画に共感の声 「子どもいる時に押し付けられるの怖い」
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“自他の境界が曖昧”な人への対処法を改めて考えた作者
子どもができてから、外出中に見知らぬ人から声をかけられることが増えた、という声をよく聞きます。角が立たないよう、適度に対応している人も多いのではないでしょうか。息子とバスを待っていたところ、お節介な人に遭遇。心にダメージを受けたというエッセイ漫画が話題になっています。「山椒茶屋 インコはじめました。」や「山椒茶屋 インコ続きました。」(ともにイースト・プレス刊)で知られる、作者のよんよん44 with B@3y(@44withB)さんに話を聞きました。
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先日、3歳の息子とバスを待っていたところ、見ず知らずのお年寄りから落とし物の汚れたぬいぐるみを持ち帰るよう、しつこく話しかけられたというよんよんさん。その時の出来事があまりにも強烈だったため、「同じような経験をする人が減るといいな……」と考え、漫画を描きました。
よんよんさんは衛生面への懸念もあり、お年寄りからの提案を頑なに断ります。しかし、その人は遠くに落ちているぬいぐるみをわざわざ拾ってきて、よんよんさん親子に無理やり押し付けようとしてきたそう。
明らかに嫌がっているにもかかわらず、ぬいぐるみをねじ込んでくるお年寄り。バスの乗車が目前に迫っていたよんよんさんは焦りながらも強く拒否。やっとのことでお年寄りは去って行きました。
話しかけられていたのは、トータル10分程度。しかし、恐怖で心には大きなダメージを負いました。よんよんさんはこのお年寄りの言動を、これまでの経験に照らし合わせ「自他の境界が曖昧」な人への対応法として最後にまとめています。
漫画には、「子どもいるときに押し付けられるの怖いですもんね……」「ひと昔前ならばこういうお節介も笑って返せたのですが今は相手がどう動くのか分からないからとても怖かったと思います」「自分も子どもがいるので気をつけようと思います」など、共感の声が寄せられました。
たくさんの人からの感想を読み、「優しい言葉もたくさんいただき、かなり心が回復しました」と、よんよんさんは話します。同じように困った人がたくさんいることに気が付きました。また、中には「完全に善意から動いている場合もある」ことや、認知症の場合もあることを知ったそう。改めて、こうした時の対応法は難しいと感じたといいます。
(Hint-Pot編集部)