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愛情メーターがいきなり空に! 「100%失われた」と語る妻が受けた夫の言葉&行動
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「この人と出会ったことは、運命に違いない」「たとえ他人同士であっても、この人となら今後の人生をともに生きることができる」。そう信じて結婚をしたはずなのに、ある日突然受けた夫の言葉・態度により、愛情メーターが空っぽになってしまった……そんな女性たちの体験をお届けします。
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金銭感覚の違いに気付いた瞬間 夫への愛情はすべて消えた
東京都在住の鴨下啓子さん(仮名・40歳)は、4年間付き合って結婚し15年間連れ添ったご主人にこの夏、別れを告げました。その理由は、圧倒的な金銭感覚の差だったといいます。
「私と夫は恋愛結婚。友達からうらやましがられるほど仲が良く、婚前からの19年間、ちょっとした口ゲンカをすることはあっても、大きな喧嘩は一度もしたことがありませんでした。もちろん、お互いに不満がなかったわけではありません。小さな不満は、お互いに少しずつ積もっていたのでしょう」
決定的なことが起こったのは、今年の春。コロナ禍によりご主人の仕事が激減。啓子さんに対してご主人は、お金を融通してもらえないかと相談をもちかけました。
「別に、お金を渡すことはなんでもなかったんです。なので、4月、5月、6月と毎月10万円ほどを夫に渡しました。一応は貸した形にしましたが、夫も大変だと思うので、戻ってこなくてもいいと、そう思っていたんです」
ある日、仕事から戻った啓子さんは冷蔵庫を覗いた瞬間、目を疑ったといいます。そこにあったものは――何と100グラム2000円以上する、お高い牛肉の塊でした。
「肉を見て、値段を見た後、しばらく固まってしまいました。私は買った覚えがないので、夫が買ってきたものに間違いないのですが、お金がないから……と妻からお金をもらっているのに、なぜこの人はこんな無駄遣いをするんだろう? どうしてこんなことが出来るんだろう? そう思った瞬間、頭の中でカコーンというような、何かが落ちるような音がしたんです。不思議な経験なのですが、その音がした時に夫への愛情がゼロになりました」
冗談のつもりが… 妻の心を深く傷付けることも
北海道在住の峯田ゆりさん(仮名・38歳)も、啓子さん同様に、ある瞬間を境に愛情が失われた経験を持っています。
「私の場合、それは夫の言葉でした。映画を観るためにショッピングモールに出かけ、時間になるまでウィンドウショッピングをしていたんです」
学生時代から付き合って結婚。幼なじみとも呼べるご主人とは、よくショッピングモールでデートを楽しんでいました。その日もゆりさんにとって、いつもと変わらないのどかで幸せな一日だったといいます。
しかし、ご主人が不意に立ち止まり声を殺して笑い出した瞬間から、それまで夫婦で積み上げてきたすべてが崩れていきました。
「『お前……プププ、今歩いてた女の人とそっくり! 同じくらい不細工!!(笑)』――夫はそう言いました。何を言っているのか分からなくて眉をしかめてしまったのですが、夫は次の瞬間ゲラゲラ笑い出し『そのシワ! やっぱお前、不細工!!』と」
元々、ゆりさんのご主人には子どもっぽい面があり、都度、ゆりさんが戒めてきたといいます。しかしこの言葉は、ゆりさんにとって「とどめの一言」になりました。
「私たちの隣を歩いていた女性は、かなり高齢な方でした。なので『そっくり』と言った夫の意図がまるで理解できなかったんです」
その後も、1人でゲラゲラ笑い続けていまたという夫に対し、「ああ、この人は小学生の頃から何も成長していないんだ」と感じてしまったという、ゆりさん。
「妻を不細工呼ばわりして、単にすれ違っただけの人を貶めるような発言をして、それが“楽しい”と思えてしまう、信じられないような感性だったんだ。そう悟った瞬間、愛情ゲージがゼロになったのを感じました。腹が立ったとかそういうレベルを超えて、夫と同じ空気を吸っていることすら嫌になったので、トイレに行くふりをして逃げ、その足で実家に帰りましたよ」