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夫による“満足度の低い家事” 1位は洗濯!? 主婦から続出した「あるある」の悩みとは…

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

夫の家事に悩む妻、その実情とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
夫の家事に悩む妻、その実情とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 在宅時間が増えて、夫(パートナー)との家事分担を改めて考えることがあるかもしれません。しかし、「やろう」とする夫の気持ちはうれしいけれど、妻がかえってイライラを募らせてしまうケースもあるようです。「夫の家事のやり方に満足しているか」という調査では、ゴミ出しや浴室掃除には妻の満足度が高かったものの、満足度が低かった1位は「洗濯」という結果も(20~50歳代の夫婦500組1000人、2018年ライオン調べ)。その理由は、夫に任せてしまうと大ざっぱに扱われてしまうことが多いというもの。「シワシワのまま干してしまう!」「私の干し方と違う!」など、妻からの不満が多く寄せられたようです。実際、どのような点に悩んでいるのでしょうか。3人の主婦の皆さんとビデオ通話座談会を開催し、お悩みを聞いてみました。

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「すごい悪寒が」… 慌てて向かうと「色柄物と一緒に洗う」 洗濯初心者の鉄板ミステイク!?

「最も主人に任せておけない家事は、洗濯ですね」

 そう語ってくれたのは、埼玉県在住、3人のお子さんを持つ瀬田恵子さん(仮名・45歳)。新型コロナウイルスの影響で、営業職のご主人がテレワークとなって2か月。取引先を訪問することができず、実質休業状態なのだそう。

 そのためご主人から「家事を手伝うよ」と言われて、さまざまな家事をお願いしてみたものの、どれも満足のいく仕上がりではなく「これまで、甘やかしすぎた」と反省する日々なのだとか。

「料理は元々できないことは知っていました。パスタを茹でて、市販のソースを絡めてお皿に盛り付けただけで『俺が作った!』って偉そうに豪語するような人なので。これなら簡単かな? と思い、洗濯をお願いしてみたんです」

 ご主人は洗濯機のあるお風呂場へ。恵子さんはその時、家の掃除をしていました。2階で掃除機をかけ終え、階段を拭き掃除し、ゴミをまとめてリビングに戻ってくると、そこにはソファで眠りこけて高いびきをかくご主人の姿が。

「夫の寝顔を見た瞬間、すごい悪寒が走ったんです。慌てて洗濯機へ向かいフタを開けると、色柄物をすべて混ぜて洗濯したのでしょうね、ピンク色に染まったTシャツやパジャマ、下着、タオルまで累々と……」

 恵子さんと「まったく同じことを経験した」というのは、千葉県在住で薬剤師として働いている橋本奈央子さん(仮名・42歳)。

「我が家の場合は、パートの制服の白衣が、見事に紺色に染まっていました(笑)。どうやら、下ろしたてのジーンズと一緒に洗濯機に入れてしまったようです」

 奈央子さんのご主人は飲食の自営業。今回のコロナ禍で店を閉めざるを得なくなり、時間を持て余していたといいます。

「これまでどんなに頼んでも家事をしようともしなかったのに、暇で焦っているんでしょうか、急にやり始めたんです。料理は得意なのでごはんだけ作ってくれればいいのに、掃除や洗濯にも手を伸ばし始めていて、気持ちはうれしいけど、ちょっと困りものなんですよ。掃除はまだいいんですが、洗濯がもう本当にひどくて……。せっかくやる気を出してくれた夫に悪いとは思いましたが『二度と洗濯物には手を出さないで!』って怒鳴っちゃいました」

 奈央子さんは、色移りして紺色に染まった白衣を慌てて漂白剤に浸けましたが、やはり元に戻らなかったそう。結局、新しい白衣を支給してもらったそうですが、理由を店長に伝えるのがとても恥ずかしく、顔を見ることもできなかったといいます。

「夫は『最初からそう言ってくれれば良かったのに!』って、逆ギレしてましたけどね。洗濯なんて家事の初歩の初歩。小学生で習うようなことがなぜできないのかと、逆に不思議で仕方ないですよ」

 こう話した奈央子さんに、恵子さんも「うんうん、まったく同じ意見!」と激しくうなずいていました。