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ヘンリー王子 晴れて“自由の身”に 11年分割払い予定のフロッグモア・コテージ 全額返済の理由とは
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常に批判の対象になることを「避けたかった」という
メーガン妃とヘンリー王子夫妻が、英王室を離脱する前に住んでいたウィンザーの「フロッグモア・コテージ」改修に使われた公費240万ポンド(約3億4560万円)を全額返済した。夫妻の報道官が明らかにした。今年5月には11年の分割払いで返済すると英メディアに報じられたが、なぜこのタイミングで一括払いとなったのだろうか。関係筋によると、ヘンリー王子はこの借金によって英王室にコントロールされているように感じていたという。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、改修費を全額返済したことでヘンリー王子が「これで誰も、自分をコントロールする権利はなくなった」と語ったという。関係筋が明らかにした。
英王室の主要メンバーから離脱する前に住んでいたフロッグモア・コテージをめぐって、夫妻は改修費の返済を確約。5月には11年の分割払いで返済すると報道された。
関係筋によると、ヘンリー王子は、この改修費がメディアに頻繁に取り上げられて常に批判の対象になることを「避けたかった」という。確かにこの問題は何度も英メディア上で指摘され続けており、王子にとっては頭痛の種だったようだ。
夫妻は先日、米動画配信大手「ネットフリックス」と1億ドル(約106億円)ともいわれる巨額の契約を結んだとされる。その後、一部英メディアが再びフロッグモア・コテージ改修費の問題を取り上げていた。
夫妻の報道官によると、改修費は税金でまかなわれる英王室予算「ソブリン・グラント」に返還された。夫妻が英国に戻った際には、フロッグモア・コテージを今後も使用できるという。
関係筋は、ソブリン・グラントへの借金は、英王室がヘンリー王子をコントロールするための手段だったとも指摘。今回の返済でヘンリー王子は晴れて“自由の身”になったということか。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)