健康・美

1日に何度もホットフラッシュが襲う! コロナ禍で症状が激化した更年期女性の悩み

著者:和栗 恵

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感染対策に心を砕くうちに、知らず知らずにストレスが溜まり更年期にも影響(写真はイメージ)【写真:写真AC】
感染対策に心を砕くうちに、知らず知らずにストレスが溜まり更年期にも影響(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 今年の6月末、女優の石田ひかりさん(48)が、更年期障害の症状を告白し注目を集めました。5月末に誕生日を迎え、48歳になった途端、典型症状が出始めたことを明らかにしていますが、見過ごせないのがコロナ禍によるストレスの影響だといいます。新型コロナウイルス流行はまだまだ終焉の兆しを見せることなく日常生活を蝕み、家の中はもちろん外出時にも、感染リスクを冒さないため何かとストレスがかかる日々。心と身体に様々な不調をきたしても、仕方のないことでしょう。

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コロナ+更年期症状+暑さ… 三重苦の夏

 毎日のように30度以上の高温になる日が続いた8月。昨年末頃から、更年期症状がポツポツと現れていたという田所佐栄子さん(仮名・47)を災難が襲いました。

 都心の繁華街にある輸入販売会社に勤めているという佐栄子さんは、コロナ禍に入ってもテレワークへの切り替えとはいきませんでした。外出自粛の要請が最も盛んだった時期も含め、コロナ禍前と変わらず、会社に届く海外からの荷物をチェックし、全国に向けて発送する作業を繰り返していました。

 職場は3密になることがない環境のため快適だったそうですが、やはり通勤時間帯は不安が拭えないもの。朝晩とマスクを着け替え、カバンの中にはアルコール除菌スプレーを常備。他人が触れるような場所を少しでも触った際は、すぐに除菌スプレーで手を清潔に保つことを心がけていたといいます。

「梅雨明けして、たぶん、通勤する人がどっと増えた頃だと思うんです。それまでは1日1~2度ほどの頻度でホットフラッシュが起こり、ちょっとしたことでイラっとする程度で済んでいた更年期症状が、ぐっと重くなった感じがしたんですよ」

 最寄りの駅から会社がある駅まで片道およそ50分間、毎朝電車に乗って移動をしている佐栄子さん。緊急事態宣言時はガランとした車内で、席も1つおきくらいで座ることができ、快適に通勤できていました。

「でも、月を追うごとにどんどん通勤する人が増えてきて、とてもじゃないけどこれって密じゃないの? という状態になってしまって……。ストレスが過剰にかかるようになりました」

 佐栄子さんが働いている会社は、カギの管理をしているのは社長のみのため、社長が出社しないと会社に入れないそう。そのため、電車の時間を早めて空いている時間に出勤するとなると、会社の周囲で時間をつぶさなければならなくなってしまいます。

「電車での密が避けられたとしても、朝から繁華街で時間をつぶさなきゃいけないことの方が感染対策には不向きな気がして……。毎朝の通勤が、自分自身の中でどんどんストレスになっていきました」