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「更年期なんて私には関係ないと思ってた」…体調不良に悩まされた女性 悲劇の連鎖

著者:和栗 恵

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さまざまな症状を引き起こす更年期障害(写真はイメージ)【写真:写真AC】
さまざまな症状を引き起こす更年期障害(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日本人女性が閉経する平均年齢は50~51歳と見られています。早い人は40代初期から更年期障害が現れ、カルシウムが血液中に溶け出し骨がすかすかになってしまう骨粗しょう症や、急にのぼせたり発汗が止まらなくなってしまうホットフラッシュなど、さまざまな症状を引き起こします。日常生活に支障をきたすほど、症状が重い人はまれだと言われていますが、ひどい症状に悩まされる人も……。48歳の女性に話を聞きました。

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気付けば40代後半の独身女性 よく働き、よく運動する健康的な暮らしも

 千葉県在住の佐藤位知子さん(仮名・48歳)は、都内の中堅企業に勤めて30年。キャリアウーマンを気取るつもりはなかったけれど、気が付いたら仕事漬けの日々。お付き合いをしている男性は常に欠かさなかったものの、独身を貫き通したまま40代後半になっていたといいます。

 忙しく働き、夜は会社が入っているビルの2階にあるスポーツジムへ。軽く汗を流してから帰路につき、自宅最寄の駅前にあるカフェで、野菜中心の定食で夕飯を済ませてから帰宅する――。位知子さん自身は「とてもヘルシーな生活を送っているつもりだった」のだそう。

「よく働いて、よく運動して、タバコもお酒もやらなくて。これ以上ないほど健康的な暮らしをしていたので、自分が更年期の症状に悩まされることになるなんて、あるはずがないと思っていたんです」

 そう語る位知子さんを最初に襲ったのは、頭痛でした。

「最初のうちは頭痛薬を飲んでごまかしていたんですが、そうこうするうちに、今度はめまいがするようになってしまって。さすがに脳の病気を疑って検査を受けてみたんですが、問題ないと言われてしまいました。その後、年齢からして『更年期の症状では?』と言われました」

 まさかの更年期!? こんなに頑張って、健康に気を使ってきたのに?

 と、驚いたという位知子さん。医師の言葉が信じられず、個人的にアレコレと病気を調べてみたそうです。しかし、通勤中の電車の中でホットフラッシュが起こるようになり「ああ、やっぱり更年期なんだ……」と実感したそう。

「年齢的にも当時はすでに47歳になっていたので、さすがに観念しました(笑)」

 でも、それは“悲劇の序章”に過ぎなかったといいます。