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ネトフリCEO絶賛 メーガン妃とヘンリー王子は“最高のヒットメーカーになる” 英国民は冷ややか 「過大評価」

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

チャールズ皇太子、メーガン妃、ヘンリー王子【写真:Getty Images】
チャールズ皇太子、メーガン妃、ヘンリー王子【写真:Getty Images】

「最高の契約を提示した」 ヘンリー王子はすでに出演済み

 日本円にして100億円超と推定される契約金で、メーガン妃とヘンリー王子を手に入れた米動画配信大手「ネットフリックス」。その創業者で最高経営責任者(CEO)のリード・ヘイスティングス氏が、夫妻を絶賛し話題を呼んでいる。ヘンリー王子はすでにドキュメンタリー番組に出演しリラックスして熱心に語る表情が印象的だった。一方で英国民の冷ややかな反応が目立ち、英大衆紙「デイリー・メール」の読者投稿欄には、「2人の才能を過大評価」などと辛辣な意見が多数寄せられている。

 ◇ ◇ ◇

「メール」紙によると、ヘイスティングス氏は米ニュース専門局「CNBC」に出演。メーガン妃とヘンリー王子を「スマートだ」と評し、「(2人は)他社とも接触していたが、我々が最高の契約を提示した」と、ライバル社との激しい争奪戦の末に独占契約にこぎつけたことを明かした。

 また、「2人は物語に対する審美眼を開発してきた」と語り、「本当にワクワクしている。2人のコンテンツが来年、最もエキサイティングで最も閲覧されるものになると確信している」と続けた。ヘイスティングス氏は、メーガン妃とヘンリー王子がネットフリックスのヒットメーカーになると予言している。

 ヘンリー王子夫妻は、ドキュメンタリーや子ども向け番組などの制作を手がける会社を設立。夫妻自身も出演の可能性があるとされている。ヘンリー王子はすでにドキュメンタリー番組「ライジング・フェニックス:パラリンピックと人間の可能性」に出演。パラリンピックについて熱く語った。

 CEOから“お墨付き”を得た2人だが、その一方で「メール」紙の読者層の反応は、擁護する声もあったが、次のような冷ややかで辛辣な意見が相次いだ。

「ネットフリックスを解約したくないので、2人が関係する作品にはそれを明記してください。私は避けます」

「ヘイスティングス(氏)は2人の才能を過大評価して、この2人が一般に軽視されている存在であることを過小評価した」

「これでネットフリックスとはおさらば」

 先日発表された英国のマーケティングリサーチサイト「YouGov」の調査によれば、ネットフリックスと契約した2人が制作する作品について84%が「興味がない」と答えている。さて実際はどのような結果になるのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)