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メーガン妃とヘンリー王子 「女王の価値観を守れるのか」 ネトフリでの制作活動に王室から不安の声?
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ダイアナ元妃のミュージカル配信に続いて、息子制作のドキュメンタリーを配信とも
米動画配信サービス大手「ネットフリックス」と契約を結んだヘンリー王子とメーガン妃。契約金が100億円超と報じられるなど話題を集めているが、英紙によると、ある王室専門家は米雑誌に寄稿した記事で、王室メンバーからは夫妻の自由な活動が王室に影響を及ぼさないかと心配の声が上がっているとした。ネットフリックスはヘンリー王子夫妻との契約後、ダイアナ元妃の半生を題材にしたミュージカルの配信を発表している。
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英大衆紙「デイリー・メール」によると、王室専門ジャーナリストのヴィクトリア・マーフィー氏が米雑誌「Town and Country」で、ネットフリックスと契約を交わしたヘンリー王子とメーガン妃が「『エリザベス女王の価値観を守るという誓約をきちんと守れるのか』と王室メンバーが心配している」と明かした。
マーフィー氏はさらに「(王室側が)サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻をコントロールできない間も、この2人の行動は王室に影響するからだ」と指摘した。
また「メール」紙は英大衆紙「ザ・ミラー」の報道も引用し、宮殿の内部関係者が、夫妻が公務から離れても利益主義のプランは「議論の対象」になると言及したことを伝えている。
もちろんネットフリックス側としては、夫妻と契約したというだけで話題作りの効果は絶大だ。
一方で、プロデューサーとしてヒット作を生み出せない可能性もある。となれば、夫妻が“王室ネタ”で勝負してくることも考えられる。その場合、夫妻が“ネタ”について最終決定を下すことになり、そこに英王室の意向が入り込む余地はない。
ネットフリックスはヘンリー王子夫妻との契約後、ダイアナ元妃の半生を描くミュージカルの配信をすでに発表しており物議を醸しているが、さらに実の息子であるヘンリー王子が語るダイアナ元妃のドキュメンタリー制作を目論んでいるという報道もある。王室の関与が完全になくなれば、夫妻の非公式伝記本「Finding Freedom(自由を探して)」のように、夫妻が意図せずとも王室を傷付けるような表現やエピソードが盛り込まれてしまう可能性がゼロとは言えない。
一般視聴者としては夫妻がどんな映画やドキュメンタリーを制作するのか、興味津々ではある。一方、王室側とすればその内容にヒヤヒヤする日々が続くようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)