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からだ・美容

長時間のマスク着用で「マスク頭痛」や倦怠感… 呼吸を深めるセルフマッサージで不調を撃退!

公開日:  /  更新日:

著者:村上 華子

深い呼吸を意識【写真:村上華子】
深い呼吸を意識【写真:村上華子】

 今や日常生活に欠かせなくなったマスク。外出時の必需品ですが、着用時間が長くなるほど「呼吸」に起因する不調も増えているようです。ヨガインストラクターで薬膳フードデザイナーの村上華子さんによると、中医学における「肺」は免疫力に関わる臓器と考えられているそう。そこで今回は、マスク着用時の不調を撃退するセルフマッサージを紹介していただきました。

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長時間のマスク着用で身体の不調を感じたら…「深い呼吸」を意識して

 日常でのマスク着用はすっかり当たり前になりました。ただし一方で、長時間のマスク着用による倦怠感や「マスク頭痛」など、不調を訴える人も増えたようです。不調を感じたら、まずはソーシャルディスタンスが保てる場所に移動して、マスクを外した状態で1分間ほど深い呼吸を行いましょう。普段の呼吸で取り込まれる酸素は、生命維持のためのエネルギーです。

 さらに中医学では、免疫を「気」の役割と考えます。シンプルに言うと、呼吸に関係する「肺」は免疫力と関わる臓器でもあるのです。このため、気持ち良い呼吸を行う習慣を取り戻すことで肺を健やかに保てば、元気の底上げが期待できるでしょう。

 また、質の良い呼吸を行うためには、呼吸を行うための準備も大切です。日頃の精神的なストレスや猫背の姿勢、身体のこりなどによって浅い呼吸がクセになってしまっている場合、呼吸に関わる筋肉をほぐすことでスムーズな呼吸を取り戻すことができます。