からだ・美容
たった3分ルーティンでリセット 在宅勤務の座りっぱなしから来る「こり」撃退 プロが伝授
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教えてくれた人:木場 克己
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、おうち時間が増えています。在宅ワークが普及して通勤、退勤の移動のストレスが減ったものの、座りっぱなしの影響で足のむくみ、冷え、血行不良といった身体のトラブルに悩む女性が急増しているそうです。前回、正しい姿勢で座ることが大切だと解説しましたが、それ以外で合間に簡単にできるエクササイズはないものでしょうか? 「VWTエクササイズ」など、3分間で可能な簡単ルーティンについて、体幹トレーニングの第一人者でプロトレーナーの木場克己さんに教えてもらいました。
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移動のストレスは減ったものの… 動かないことでトラブルが起こりがち
「テレワーク中は会議などもオンラインになり、パソコンの前で過ごす時間が増えてしまいます。椅子に座りっぱなしの状況では筋肉もこり固まり、肩こり、足のむくみや血行障害などのトラブルが起こりがちです。ぜひ女性の方におすすめしたい、デスクワークの合間に3分ほどで簡単にできる2つのルーティンを紹介します。身体のストレスを解消してリセットしましょう」
木場さんは、サッカー日本代表FW久保建英、競泳女子の池江璃花子らトップアスリートの指導で有名ですが、都内で4店舗の治療院を運営する治療家としても活動。このほど健やかで美しいボディ作りのメソッド「CBH(コアビューティヒップ)」を立ち上げ、一般女性も手軽に取り組めるエクササイズなどを紹介しています。
それでは、プロトレーナー直伝・在宅ワークの合間にできる簡単な2つのルーティンを紹介します。
まずは呼吸が基本 鼻から息を吸い口から出す
○その1 ドローイン(10セット)
1、背筋を伸ばした状態で直立します。足は骨盤の幅に広げます。そして、肩甲骨を引き寄せるよう意識をしながら、鼻からゆっくりと3秒かけて息を吸い込みます
2、吸った空気でお腹を膨らませたら、口を細くしながら、お腹の中の空気を5秒間かけて吐き切ります。30センチ向こう側のろうそくの火を息で消すようなイメージで、息を吐きましょう。息を吸う際には体幹(お腹付近)をゆるめて、吐き出す時に固めます
木場さん
「ドローインは体幹トレーニングの基本。呼吸に合わせながら、ゆっくりとお腹をへこませるメソッドです。時間も場所も取らず、立てるスペースさえあればできるので手軽。シンプルな動きですが、腹横筋、横隔膜、腹直筋などの筋肉に刺激を入れて、腹圧を高めることが可能になります。継続すれば、腰痛などのトラブル改善のみならず、ウエスト周りが細くなるなど美しい身体作りにもつながります。シンプルなルーティンなので、ぜひ続けてみましょう」