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エリザベス女王 バッキンガム宮殿での公務再開を望む理由 「女王が再びロンドンに現れる事実は重要」と王室専門家

著者:Hint-Pot編集部

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エリザベス女王【写真:AP】
エリザベス女王【写真:AP】

「英国王室の中枢神経ともいうべき場所」

 新型コロナウイルス感染拡大を阻止するため、一部地域で局地的なロックダウン措置が取られている英国。感染者数が減少しなければ再び全国的なロックダウンも考えられる状況だが、バッキンガム宮殿は先に、エリザベス女王は10月から公務でのバッキンガム宮殿使用を再開する意向であると発表した。この件について王室専門家は「女王が再びロンドンに現れる事実は重要」と述べている。女王と夫のフィリップ殿下は、16日にスコットランドのバルモラル城からノーフォーク州のサンドリンガム・ハウスに移動する姿が報じられた。

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 エリザベス女王は3月から、夫のフィリップ殿下とともにロンドン郊外のウィンザー城に「避難」し、同所で5か月をすごした。その後は8月に、夏季休暇先としてスコットランドのアバディーンシャーに位置するバルモラル城へ移動。バルモラル城ではウイリアム王子とキャサリン妃、夫妻の子どもたちの訪問を受け、5か月ぶりに「感動の再会」を果たしたとの報道も記憶に新しいが、バッキンガム宮殿を長く離れる状況は継続している。

 夏季休暇を終えてからの女王の動向が注目を集める中、バッキンガム宮殿は現地時間8日、女王の今後の予定を発表。14日の週にバルモラル城を出てノーフォーク州のサンドリンガム・ハウスに滞在した後、10月にウィンザー城へ戻り、同時に公務でのバッキンガム宮殿使用を再開する意向であるとした。女王と殿下は16日にサンドリンガム・ハウスへ移動したことが報じられている。

 英大衆紙「ザ・サン」の報道によると、王室専門家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏はバッキンガム宮殿での公務を再開する女王の意向についてコメント。女王は自身が王室の中心地にいることの重要性を認識していると指摘し、「女王が再びロンドンに現れる事実は重要です。というのも、この国の首都は新型コロナ禍にあって知らず知らずのうちに苦しんでいるからです。女王の存在は間違いなく士気の向上につながるでしょう」と述べた。

 また、フィッツウィリアムズ氏はバッキンガム宮殿を「英国王室の中枢神経ともいうべき場所」と表現。「国が団結するために、国民を1つにまとめようとする物事とは宮殿の前で目にするものであり、これと比較できるものなど他にありません」とも述べた。ただしもちろん、女王が関係する今後の行事については、慎重に、かつ政府のガイドラインに沿った形で行われるだろうともしている。

(Hint-Pot編集部)