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親が答えを教えない・手伝わない 米国在住の日本人女性がコロナ禍で「学んだ」ロサンゼルスの教育術
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ロサンゼルスの片田舎で夫と娘3人、鶏、豚、犬たちとともに自然に囲まれた生活を送る小田島勢子さん。発酵食品作りの講師をはじめ、創作料理のケータリング、プロアスリートの身体作りのアドバイザーなど多分野で活躍しています。9月から、勢子さんの3人の娘さんたちは学校の新年度がスタート。しかし、新型コロナ禍の影響で自宅でのオンライン学習が続いているそう。新1年生となった三女の授業風景や先生の話から、改めてさまざまなことに気付く日々を綴りました。
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自然災害が重なりマスクを手放せない日々 続くホームスクーリング
ロサンゼルス近郊では、今夏に過去最大の山火事が発生しました。
辺り一面に灰が舞い、空気も今までにないくらい質が悪い状態に。外出時のマスク着用は新型コロナ対策のためでしたが、この山火事後は灰を直接吸い込まないために呼びかけられるようになりました。また、消防士の方々は今も命を削りながら、人命救助と消火活動を行っています。
そんな中、長かった2か月半の夏休みが終わり、我が家でも2020年度の新学期が始まりました。感染者数が世界で1、2を争うといわれているロサンゼルス郡ではガイドラインに従い、公立学校の生徒たちがすべての授業を、自宅でのオンライン授業で受けることになっています。
新学期が始まる前には、ロサンゼルス郡在住の公立学校に通う高校までの全生徒に対し、iPadが1人1台配布されました。また、個人専用の通信機器がない子どものため、Wi-Fiの環境がない家庭もできるだけ整えられるように、各校が全力を尽くしてくださっています。