海外ニュース
メーガン妃とヘンリー王子 リアリティ番組出演に合意報道 王室専門家から疑問の声も
公開日: / 更新日:
「本当の自分の姿を見てほしい」と出演に前向き
米動画配信大手「ネットフリックス」と、100億円を超える契約を結んだヘンリー王子とメーガン妃。その内容は2人が重要と考える、世界の環境問題や貧困に焦点を当てたドキュメンタリーのプロデュースといわれ、夫妻の出演は否定されていた。ところが契約から半月で、ヘンリー王子とメーガン妃を追った「リアリティ番組」の制作に合意したというニュースが流れた。大豪邸の自宅庭先からリモート出演したテレビ放送で、政治的な発言をするなど、予想外の行動を続ける2人。とうとう私生活も切り売りするのではないかと注目される。
◇ ◇ ◇
英大衆紙「ザ・サン」が報じたところによると、ヘンリー王子夫妻の近親筋が「ネットフリックス側は結局、2人の出演を欲している」と証言。15億円超の新居の中までカメラが入り込むかどうかは現在のところ定かではないが、ヘンリー王子とメーガン妃の活動を3か月間にわたって追うという。
当初は、2人が問題視する環境問題や貧困にスポットを当てたドキュメンタリーのプロデュース作業が、ヘンリー王子とメーガン妃の仕事とみられていた。
しかし、やはりプロデューサーとしてはまったく実績がない2人。ネットフリックスとしては、莫大な契約料の元を取る最大の目玉は2人の私生活ということになる。
近親筋は「慈善事業活動を中心にした番組で、私生活までカメラは及ばない」と話しているが、“リアリティ・ショー”と銘打つなら、多少のプライバシーも露出する可能性はある。
その上、この近親者によると、メーガン妃は「本当の自分の姿を見てほしい」という欲求も強く、出演に前向きな姿勢を示しているらしい。
ただし、英国ではこのニュースに対し、一部の王室専門家が辛辣な意見を披露。英王室専門雑誌「マジェスティ」のイングリッド・シュワード編集長は「カリフォルニアへの移住はより良いプライバシーを得るためと聞いていました。それなのにこの(リアリティ番組出演の)決断。こういうことは絶対しないと言っていたのに、偽善的と言うしかありません」と発言。メディアの取材攻勢も“王室引退”理由の大きな要因だったのに、大型契約を結び、私生活を切り売りするような番組に出演するヘンリー王子夫妻に疑問を呈した。
一方、PR専門家のマーク・ボルコウスキー氏は「こうしたリアリティ番組はネットフリックスのお家芸。視聴者も興味を示しますし、ヒットは間違いなしでしょう」と語り、歓迎の意を示している。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)