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ヘンリー王子 批判覚悟で持論を展開 人種差別を「学ぶ必要がある」 米国拠点にメッセージを発することを示唆
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メーガン妃は「平等を訴えるのは美しい行為」 英夕刊紙に語る
ヘンリー王子とメーガン妃が英夕刊紙「イブニング・スタンダード」のオンラインによる取材に応じ、人種差別について語った。王子は妃と知り合ったことで、この問題に目覚めたといい、「問題視されると思う」と批判を覚悟した上で「学ぶ必要がある」などと力説。夫妻は今後も米西海岸を拠点にメッセージを発していくことを示唆している。
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ヘンリー王子とメーガン妃のインタビューを行った「スタンダード」紙の電子版には、約9分間の動画が掲載され、夫妻が米サンタバーバラにある自宅でオンラインによる取材に応じている姿も確認できる。
ヘンリー王子は、母親が黒人であるメーガン妃に出会って人種差別問題に目覚めたと言い「私がこういう発言をすること自体、問題視されると思うが」と前置きし、「誰かを特定するわけではなく、誰を責めるわけでもないが、学ぶ必要がある」などと力強く語り、英国に潜在する人種差別の構造から目を背けないようにとメッセージを発した。
メーガン妃は「平和的な抗議運動で平等を訴えるのは美しい行為」と語り、これまでにも携わってきた「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動をサポートした。
また、英国での人種差別をなくすのなら米国にいることは「マイナスではないか」という質問に対して、夫妻は新型コロナ禍で普及したオンラインでのコミュニケーションがあるとして「どこにいても問題ない」と説明。今後も米西海岸からさまざまなメッセージを発していく考えを示唆していた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)