健康・美

呼吸器を潤す薬膳風「杏仁豆腐」のレシピ 秋の乾燥対策に

著者:村上 華子

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薬膳風「杏仁豆腐ブドウソース」【写真:村上華子】
薬膳風「杏仁豆腐ブドウソース」【写真:村上華子】

 鼻はむずむず、のどはイガイガ、そして空咳。それに、スキンケアをしても何だか肌がカサつく……。秋が深まり、ようやく蒸し暑さから解放されて過ごしやすくなりましたが、空気の乾燥を感じる頃でもあります。ヨガインストラクターで薬膳フードデザイナーの村上華子さんによると、中医学の知恵ではこの原因の1つを「肺」の弱りと考えるそう。そこで今回は、身体の内側を潤す薬膳風「杏仁豆腐ブドウソース」のレシピを紹介していただきました。

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乾燥を嫌う臓器・肺 秋の不調の原因にも

 秋や冬にかけて気になる、鼻やのどを含む呼吸器の乾燥や肌のパサつき。薬膳がベースになった中医学の知恵では、この原因の1つを五臓六腑の臓器のうち「肺」の弱りと考えます。意外かもしれませんが、粘膜や皮膚の状態を管理するのは肺の役割なのです。

 肺は呼吸によって全身の気をめぐらせると同時に、体液を身体の末端、肌にまでめぐらせることでみずみずしさを保っています。そして、肺は乾燥を嫌う臓器なので、乾燥が始まる秋になると不調に陥りやすいのです。

 そこで、肺を潤して元気に整えるレシピとして、中華料理の定番デザート「杏仁豆腐」をご紹介します。杏仁豆腐に使われる「杏仁霜(きょうにんそう)」は、アンズの種子を粉にしたもの。アンズの種子は「肺や呼吸器を潤して機能を高める」働きがあり、「乾燥が原因の咳を止める」中薬として使われてきました。

 杏仁霜は、スーパーの中華食材のコーナーや輸入食品を取り扱うショップ、製菓材料店などで売られています。杏仁豆腐を作るための便利なキットも売られていますが、高価な杏仁霜ではなくアーモンドパウダーを代用しているものも。薬膳効果を期待するには、必ず原材料をチェックして、杏仁霜が使われているものを選んでください。