身体能力が高いはずのねこが、時折見せるドジっ子な姿は癒されます。物理的に入らないであろうティッシュ箱を覗き込もうと悪戦苦闘。頭にスッポリと空き箱をかぶってしまった元保護ねこが話題になっています。飼い主のちーな@ぽち（@_Alber_tina）さんに話を聞きました。

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カラスに狙われていたところを保護された「茶太郎」くん

　ちーなさんいわく、「超天然」だという推定年齢1歳半の「茶太郎」くん。「まるで元から名前が付いていたようでした」と語るように、とてもきれいな茶トラ柄で、「一目見た瞬間に、この名前しかない」と確信したそう。

　そんな茶太郎くんは、元保護ねこ。野良ねこが産んだ子ねこがカラスに狙われているのを見かねて、近所の人が保護しました。保護主さんが譲渡先を探していることを耳にし、ちーなさん一家は悩んだそう。実はその前年に、同じく元保護ねこだった愛猫を病気で亡くしたばかり。しかし、これも縁と、悩んだ末にお迎えすることに決めました。

　大切に育てられ、天真爛漫に育った茶太郎くんは、いつもかわいい失敗ばかりするドジっ子に成長。エピソードはさまざまあるそうですが、「“本人”はいつだって真剣なんだと思います。とにかくド天然なので見ていて飽きないです」と、ちーなさんは笑います。

ティッシュ箱の中が気になる！　突進した結末は…

　この日、マガジンラックに気を取られていた茶太郎くんですが、足元に空のティッシュ箱が落ちていることにハッと気が付くと、中身が気になっている素振りを見せます。すると、脇から顔を突っ込んでそのまま箱をズルズルと押しながら一直線に進み出しました。そのままの勢いでサークルに激突し、見事にティッシュ箱にイン！　焦った様子で箱を脱ぎ捨てますが、箱が取れると何事もなかったような顔をしています。

　茶太郎くんの愛らしい行動は話題を呼び、「猫って失敗したりやらかした後に妙にクールぶる癖ある」「箱ひとつ、これだけ楽しませてくれるんだよ。世界一の素敵ネコじゃん」「そして世界一愛おしい…」など、たくさんの羨望の声や、海外の人からコメントが寄せられています。

　ちーなさんによると、茶太郎くんはこの後もまったく懲りずに空箱で遊んでいたそうですが、最終的には同居のわんちゃんに箱を破壊されてしまったそうです。

　また最後に、2代にわたり元保護ねこをお迎えしているちーなさんは、ねこを外飼いすることの危険性を多くの人に知ってほしいと訴えます。交通事故や虐待、そして猫エイズやウイルス性白血病といった感染症など、家の外にはねこにとってさまざまな脅威があります。大切な愛猫が健康に長生きするために。また、他の人やねこたちに迷惑をかけないためにも、声を上げ続けていきたいと語っています。

（Hint-Pot編集部）