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不倫されたら離婚する? 「したい」と「実際に離婚する」に大きな差 「できない理由」の1位は…

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「不倫されたら離婚する」、考える人は多いけれど……(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「不倫されたら離婚する」、考える人は多いけれど……(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「不倫をされたら離婚したい」と「絶対に離婚する」には明確な差

 愛し合っていたはずの夫婦が離婚に至る理由はさまざま。中でも「不倫」によって夫婦間に深刻な亀裂が入ってしまう例は多いでしょう。もし自分がされた側ならどうするか? 真っ先に思い浮かぶ行動は「離婚」ですが、実際に踏み切る人はどの程度なのでしょう。調査の結果を見てみると、実際に「不倫をされたら離婚したい」と考えている人は多いようですが、「必ず離婚する」と言い切れる人は意外に少ないことが分かりました。さて、その理由とは?

 ◇ ◇ ◇

 株式会社AlbaLinkは2020年8月、全国の既婚者男女484人に選択式回答(複数選択可)の「離婚に関する意識調査アンケート」を実施しました。不倫と離婚の関係をストレートに聞く内容は、逆に夫婦のリアルを浮かび上がらせる結果に。

 まずは「不倫されたら離婚するかどうか?」を「したい」「したくない」の2択でズバリ質問。結果は、「離婚したい」が73.8%、「したくない」が26.2%となりました。遊びでも本気でも、された側のプライドはもちろん、信頼関係も大きく損なわれてしまうのが不倫。「離婚してやる!」と三行半を叩き付けたくもなりますよね。性別年齢を問わず、された側の感情の処理は難しいものです。

 しかし、ここで実際に離婚する人の割合も気になるところ。そこで次は、「実際に離婚するかどうか?」を「する」「しない」「たぶんする」の3択でまたしてもズバリ質問しています。

 その結果、何と「離婚する」はわずか13.4%。「たぶん離婚する」の44.0%を合わせても57.4%となりました。残りの42.6%は「離婚まではしない」と回答しており、感情と行動にはっきりとした差が現れています。

 この結果、予想通りでしたか? それとも期待外れ? 「いくら愛想が尽きても、生活を考えるとそう簡単にはいかない……」という意見も多そうですよね。

 そこで最後に、「離婚したくてもできない理由」を質問(複数回答可)。実に60%が「子ども」と回答し、「経済状況」が52%、25%で「住居問題」が続きました。不倫で夫婦関係は崩壊しても、親子関係は別と考える傾向が高いと考えられます。また、経済状況には子ども関連の教育費などが含まれるケースもあるでしょう。やっぱり「子はかすがい」なんですね。

 以上の3問について「予想通りの結果だった」という人も多いでしょう。また、離婚を考えている人にとっては「事前にしっかり準備すべきこと」が改めて明確になったかもしれません。感情だけではどうにもならないのが離婚。どのような決断を下すにせよ、理性を保って状況を判断することが大事ですね。

(Hint-Pot編集部)