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ヘンリー王子は「常に衝動的かつ本能的」 兄ウイリアム王子の思慮深さを見習うべきと専門家が苦言 

著者:森 昌利

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ウイリアム王子とヘンリー王子【写真:AP】
ウイリアム王子とヘンリー王子【写真:AP】

 今年3月に“王室引退”し、妻のメーガン妃、長男アーチーくんとともに米国に移住したヘンリー王子。先月にはビデオメッセージで米大統領選について語るなど、政治的発言が物議を醸している。そんな王子に王室作家が苦言を呈した。行動が「常に衝動的かつ本能的」だとして、兄ウイリアム王子の「思慮深さを見習うべき」などと語っている。

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兄は「常にしっかり計算して決断を下す」

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、多数の王室関連著作で知られる作家のペニー・ジュノール氏が英ニュース番組「スカイニュース」のインタビューに応じ、ヘンリー王子に苦言を呈した。

 ジュノール氏はヘンリー王子について次のように語った。「常に衝動的かつ本能的。十分に思慮を重ねず行動してしまいます」

 次に兄のウイリアム王子について言及し「時に考え過ぎてしまうこともありますが、常にしっかり計算して決断を下します」と評価。 “王室引退”したとはいえ、「サセックス公爵」の称号を保持しているヘンリー王子は、兄のような「思慮深いタイプになるべき」と指摘した。

 ジュノール氏の発言は、米ミズーリ州選出のジェイソン・スミス下院議員が駐米英大使宛てに、ヘンリー王子とメーガン妃の発言に抗議する公式書簡を送付したことを受けたもの。

 夫妻が先月、ビデオメッセージで、“政治的中立を保つ”という英王室の原則に背いて「ヘイトスピーチを拒否しよう」と“反トランプ”を明確にした発言をしたことについて、スミス氏は米大統領選に干渉しているとして抗議。英国政府が2人の干渉を止める、もしくは現在2人が保持している公爵の称号や特権などの剥奪を求めた。

 英国の王族は政治的中立を保つのが原則。外国の大統領選挙に関して言及するというのは前例のないことだった。ジュノール氏は、ヘンリー王子の発言を「衝動的かつ本能的」と戒めたが、突飛な行動や言動は沈静化していくのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)