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ヘンリー王子へのメッセージ!? 女王と“将来の英国王”3人で撮影された写真に隠された意味は…
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昨年のクリスマスに撮影された英国王室の写真。現在の君主であるエリザベス女王が、長男のチャールズ皇太子、孫のウイリアム王子、ひ孫のジョージ王子という“将来の英国王3人”と一緒に撮影し、話題になった。英メディアは、実はこの写真にはウイリアム王子からヘンリー王子への隠されたメッセージが含まれており、それが年明けの王室引退につながったとしている。
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4人で撮影された写真がヘンリー王子とメーガン妃を傷付けた!?
英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、ウイリアム王子とヘンリー王子の確執をテーマにした暴露本「Battle of Brothers(兄弟の戦い)」を上梓した王室伝記作家のロバート・レーシー氏が、昨年のクリスマスに撮影されたロイヤル写真に隠されたメッセージを明かしたという。
レーシー氏は、このエリザベス女王と将来の英国王3人が一緒に写った写真には「チャールズ皇太子が標榜するロイヤルファミリーの縮小化が意図されています」と指摘する。
これは実際の王位継承者だけを対象に主要王族を絞るという発想だというが、当然ながら、このチャールズ皇太子の構想が実現すれば、ヘンリー王子はそこから外れることになる。
そして、レーシー氏はこの写真が「メーガンとハリーを傷付けた」と言及している。
もちろん、実父のチャールズ皇太子が次男のヘンリー王子の気持ちを傷付けることを意図して、この写真を撮影したわけではないだろう。しかしこの写真から「自分たちは王族の将来に含まれていない」というメッセージを受け、それがサセックス公爵夫妻の王室引退に拍車をかけたというのだ。
主要ロイヤルファミリーの経費は国民の血税でまかなわれており、縮小化で今後の存続を願うチャールズ皇太子の考えは的を得ている。だが、メーガン妃とヘンリー王子の王室引退の引き金になっていたとしたら、それはやはり痛恨の思いも生み出したに違いない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)