育児・家族

幼い子どもとねこを連れ“避難所”へ 台風接近で初めて利用した女性の漫画がためになる 「体験談ありがたい」

著者:Hint-Pot編集部

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漫画のワンシーン【画像提供:ちくまサラ(chikuma_sara)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:ちくまサラ(chikuma_sara)さん】

 近年、大規模災害の発生が増加傾向にある日本。もしもの事態に備え、非常用持ち出し袋を用意しているという人も多いのではないでしょうか。しかし、どれくらいの準備をしておくのが適正なのか、シミュレーションをしてもなかなか分からないもの。9月の台風10号で、初めて避難所を利用したという女性が、体験して気が付いたことをまとめた漫画が話題になっています。ブログ「千曲がり奮闘記~紆余曲折の育児記録~」やツイッター(@chikumababy)、インスタグラムで発信しているエッセイ漫画が人気の作者、ちくまサラ(chikuma_sara)さんに話を聞きました。

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4人と1匹家族での避難 幼い子どもやペットの荷物で大量に

 ちくまさんは、5歳の長女「ムーコ」ちゃんと、1歳の長男「ナナオ」くん、普段は育児に協力的な「旦那」さん、6歳のねこ「トット」ちゃん、4人と1匹で長崎県に暮らしています。

 9月7日未明から朝にかけ、“過去最強クラス”の大型台風10号が長崎県に接近することを知り、ちくまさんは初めて避難所を利用することを決意しました。すぐに買い出しや、窓ガラスの補強、停電に備えた冷蔵庫内の対策、避難用の荷造りなど、準備を始めましたが、小さな子どもやペットもいる家族全員の荷物をまとめるのは、容易なことではありません。

 ちくまさんが避難所に持ち込んだものは、次の通り。

 
・子どもたちの保育園リュックと長女のお出かけ用リュック、おもちゃ、上履き、抱っこ紐、着替えなど
・充電器、延長コード、ルームライトといった電気類
・大人の着替え、スリッパ、衛生用品
・お菓子や食べ物、非常食、ドリンク類(凍らせた水、500ミリリットルボトル、2リットルボトルなど)
・シーツやタオル類
・通帳などの貴重品(持ち歩き用のウエストポーチも)
・ねこの避難用ケージ、猫砂、エサ類

 
 これらをキャリーケースやマザーズバッグ、段ボールなどさまざまなものに詰めて移動しました。この他にも、旦那さんの提案でクッション類も多めに持ちこみました。こうして気が付いた荷造りや避難所へどうぶつを連れ込むことの大変さ、コミュニケーションの重要性など、発見や反省点をまとめています。

実際に体験してみて気付いたこと 役立つアドバイスも

 また、漫画では描かれていませんが、コロナ禍での避難となったため、避難所の受付では「密にならないように」と声かけがあり、1歳のナナオくん以外は家族全員マスクを着用。

 そして、旦那さんはこの日たまたま体調を崩していたため、熱をこまめにチェックするために体温計を持ち込んだり、アルコールのウェットティッシュで手を拭いたりと、できる範囲で感染対策を取ったそう。今後は、具合が悪い中での避難となった場合の配慮や対策用のアイテムも必要となってくることが分かります。

 さらに今回の経験を通して、地震時など急を要する場合に、非常用持ち出し袋以外で必要だと感じたものを聞きました。ちくまさんは停電に備え「ポータブル充電器」や、「ランタン」などの置き型で明かりを灯せるものがあると便利だと感じたそう。加えて、やはり「水」はとても大切で、「水さえあれば、子どももペットも最低限ですが何とかなる気がします」と話します。

 漫画を読んだ人の中には、避難所を利用したことがないという人も多く「体験談有難いです!!」「猫もいるので参考になります」「いつも躊躇してしまうのと、避難所へ行く勇気がなく‥本当にひどくなってからでは行けないですもんね。勉強になりました!」など、たくさんの感想が寄せられました。

 ちくまさんによると、寄せられた声の中から、記名用のマジックを非常用持ち出し袋に入れておくといいというアドバイスを読み「なるほど!」と感じたそう。荷物の取り間違いなどを防ぐのに役立つそうです。

 翌朝には台風も収まり、自宅に帰ることができたちくまさん一家。幸いなことに甚大な被害が出ることはありませんでしたが、その後の片付けにも骨を折ったようです。

(Hint-Pot編集部)